レッスンの生徒さんから「こんなお花、お花屋さんで売っているの見たことがない!」と言われるKOLMEのパリスタイルフラワーのお花は、Kazukoが直接市場に赴いて仕入れています。
シックに仕上がるかどうかの8割くらいは仕入れで決まる、と言われるくらい大切な作業にMichikoが同行しました。
レッスン前の下準備の様子も含め、Kazukoのコメントと共にお届けします。
大田花き市場へ
フローリストの朝は早いと聞きますが、本当に早いです(泣)。
ほかほかお布団の誘惑を振り切り、大田市場へ向かいます。
大田市場は青果、花を扱う市場です。青果部と花き部に分かれており、それぞれ全国で一番の規模を誇ります。
花き部には季節の切り花や鉢植えだけでなく、花瓶や包装用品などお花にまつわる品々を揃えることが出来るんです。
早起きはつらい時もあるけど、市場に付いた瞬間、花の香りで五感を刺激され、そんな気持ちは吹っ飛びます!
こちらは一般向けの小売はしておらず、登録した業者のみ買えるシステムになっています。
なので、やってくるのはお花屋さんやお花の先生などお花のプロ達。
一般の人も5:00から15:00まで見学が可能ですよ〜。(2階の見学デッキからの見学のみとなります)
売る側も買う側も真剣。ちょっと触ったらやけどしそうな緊張感です。
築地ほどじゃありませんが、もたもたしてたら怒られちゃいそうな雰囲気です。
大規模な業者さんが利用する競売コーナー。
その時々で並ぶ草花の種類も量も変わるため、行ってみないと分かりません。
その日に並んだ花の中から作りたいイメージやお客様のご要望に合うものを選び取るために、反射神経や決断力をフル動員します。
これを買おう!と決めていても、市場にないこともザラにあります。またあとで買おうと後回しにして泣きを見ることも・・・ その時々に判断して最高のものを取り揃えるのが使命!
うーーーん、どうしよう・・・ あれと合わせたらステキになるかなぁ?色がちょっと微妙かな・・・
築地市場でよく見かけるターレーを発見。
わっ!明るくなってきた!早く帰らなきゃ!5時半に市場を引き上げるのが目標です。
4時頃から人が集まりはじめ、ピークは5時過ぎです。
水揚げ
市場からKOLMEに直行します。仕入れた草花の包装を解き、水揚げを開始。
茎を少し切り戻したり、多すぎる葉っぱを取り除いたり…。
2~3時間水につけておくと、くたっとなった花が再びシャキッとします。
状態を確認しながら水揚げ。元気を取り戻す花たちを見るのは最高の気分!
バラの水揚げにはフローリストナイフが活躍します。
茎が細いバラさんはポキっといかないように気を付けて、ぱぱっとやります。
霧吹きでフィニッシュ!この状態でしばらく置いておきます。
わーい♡ひとまず終わりー!これから自宅へ帰ってお母さんやります!おーい、みんな起きろー!
レッスン前の準備
水揚げを終えたら花選びです。
仕入れたお花達を、レッスンで使うもの・オーダーブーケで使うものと目的別に分けます。葉や花びらに痛みがないか、しおれていないか最終チェックです。
えっと、これはこの組み合わせで・・・これはどっちに合わせようかな~、と頭にはブーケのパターンがいっぱい♪ お客様のお顔を思い浮かべながら分けていきます。
まとめ
KOLMEのブーケの裏側は、早起きがあり、真剣ピリピリの仕入れがあり、水揚げ作業があり…と身体を使う作業の連続でした。
フローリスト達がこれらを涼しい顔でこなせてしまうのは、「お花の美しさをお客様に伝えたい!」という情熱があるから。
また違った角度からお花の魅力を発見した朝でした。
パリスタイルの本場・パリの花市場、ランジス市場はどんなところ?
KOLMEのお花に触れてみよう
Kazukoセレクトによる季節のお花で世界に一つだけのブーケを作ってみませんか?
初めてお花を扱う方でも大丈夫!はさみの使い方から学べますよ〜。
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