フラワーアレンジメントの基本 ブーケの作り方 ダリア編

フラワーアレンジメントと聞くと、緑色のスポンジに短い花を差して器に飾ったものというイメージを持たれがちです。この言葉、実は和製英語なんですよ。KOLMEではフラワーアレンジメントとは、「お花を組み合わせて、ブーケやコンポジション(いわゆるアレンジメント)、投げ入れ(一輪挿しのような花瓶に活けること)などの形を作り、空間に配置すること」と捉えています。今回はKOLME流・フラワーアレンジメントの基本をお話してまいります。今回は代表的な秋の花、ダリアです。

美しい女性を表す花

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華麗なフォルムのダリア。キク科のダリア属なので、花びらの大きさや質感は違いますが、菊と同じような花の形が特徴的です。初夏から秋が旬のダリアは茎がやわらかいので、気温の高い夏場だと水の温度がすぐに高くなり、茎が傷んで持ちも悪くなります。気温が低くなった秋に存分に楽しみたい花です。

ダリアの花言葉は「優雅」

1本でも存在感があり、本数を使うパリスタイルのブーケではまさに女王様の風格を漂わせています。その姿のとおり、ダリアの花言葉は華麗、優雅、繁栄、感謝、豊かな愛情。一方で、移り気、裏切り、不安定というネガティブな花言葉も。その由来はナポレオン1世の妻ジョセフィーヌにあります。彼女が自分の庭だけで育てていたダリアの花をある女性に盗まれ、その女性の庭でもダリアの花を咲かせたことを知り、大好きだったダリアへの興味がなくなったからだとか。う〜ん、女王様気質〜!

ダリアのブーケの基本的な作り方

ダリアを束ねるには少しコツが要ります。とはいえ、扱い方はシンプルですのでご安心を。これからお話する基本をしっかり押さえ、旬のダリアで秋をたっぷり演出していきましょう。

基本1.ダリアはこう選ぶ

ダリアが難しいと言われるのはその形状ゆえ。花が大きいうえに、平たいので立体感を出しにくいのです。初心者の方には、小さめでまん丸に近い形のダリアを選ぶとアレンジしやすくなります。

基本2.準備で仕上がりが変わる

束ねる前の下準備(ネトワイエ)で他の花材と共に、余計な葉を取り除き、枝を切り分けておきましょう。こうすることでブーケの色と形を整えやすく、茎が重なる軸部分の蒸れも軽減することができます。これはどんなフラワーアレンジメントを作る時でも基本中の基本となります。

下準備ができたら一目で全てわかるよう、花材別に並べ、結束用の紐を用意します。しおれる前に作業を終わらせるためにはスピードが命。スムーズに進めるために整理整頓です。

基本3.花の向きはいろんな方向に

ダリア→グリーン→他の花材の順番で束ね始めます。このスタートがブーケの中心になります。続けて色と形のバランスをチェックしながらダリア→グリーン→他の花材の繰り返しで花材を束ねていきます。顔となるダリアの花が全て外側を向かないことが大切です。顔が全て外を向いたブーケは野暮です。伏し目がち、うつむき気味、振り向きざま…、女性の表情と同じように、ダリアの花を色んな角度から立体的に見せましょう。

花材が全て束ね終わったら全体をチェックして、花の出方やグリーンの角度を修正します。手直しが終わったら紐で結わいて出来上がりです。

まとめ

初心者~初級の方は小さめでまん丸に近い形のダリアを選ぶ、下処理をしっかり行う、花の顔は多方向に向ける。この3つがダリアのブーケの基本です。これらが分かっていれば、難易度高いダリアのハードルもぐっと下がりますよ。

ダリアのブーケを作ってみよう!

10月のKOLMEのフラワーアレンジメントレッスンでは、上記の基本ポイントを確認しながらダリアの花で秋のブーケを作ります。(はじめてのブーケレッスンは除く)自分でやってみたけど上手くいかない、最初から基本を教えてもらいたい、ダリアは大好きなのでブーケを作ってみたい!という方はぜひお越しくださいね。

花と暮らす、花とはたらく

【ダリアのデータ】
学名: Dahlia spp.
和名: 天竺牡丹(テンジクボタン)
別名: ダリア
英名: Dahlia
出回り時期: 5月~7月、9月~11月(最盛期は5~6月、10~11月)


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この記事を書いた人

KOLME姉。東京都出身。幼い頃より日本舞踊から茶道、華道を習い、日本の伝統美に触れる元・三味線奏者のパリスタイルフラワーアーティスト。責任感が強く面倒見の良い親分気質、思い立ったら即行動の情熱家。好きなものは、美容・宝塚・JALマイル計算。

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