生花はきれいだけれどすぐに枯れてしまう、生花は水換えしなくちゃいけないのが面倒、花切りバサミを持ってないし、お花をどうやって飾ればいいかわからない…。
お花を飾りたいけれど手入れが面倒という人に、枯れることのないアーティフィシャルフラワーやプリザーブドフラワーが人気です。
でも、ちょっと待ってください。お花は生きているからこそ美しいのです。生命のないアーティフィシャルフラワーやプリザーブドフラワーは、どんなにきれいでも雑貨と同じ。お花を飾ることは、ただ単にそこにきれいなものを置くこととは違います。
生きているお花に手をかけて飾るからこそ、お花のある暮らしは毎日を豊かにしてくれます。KOLMEが生花のフラワーレッスンにこだわる理由をお話しましょう。
1. 生きているお花のエネルギー
生花のみずみずしさと香りは、精一杯咲いている生命のエネルギーそのもの!誰かに見られているからきれいに咲いて、見られていなければ妥協して咲くというようなことはありません。精一杯咲き誇る花のエネルギーは見る人を元気にします。
花は季節を表します。コスモスに秋を感じ、スイートピーやチューリップには春の訪れを予感する…。旬のお花はまさに自然の恵みです。これらのエネルギーは生花にしかありません。どんなに美しく作られていても造花にエネルギーはありません。
生花の華やかさは生命のエネルギーがもたらすもの。だから生花を飾ると部屋は明るく活き活きするのです。
2. 生きているから変化する生花の魅力
いただいた花束を生けていたら、つぼみだった花が開き、やがて満開となった姿にびっくり!という経験はありませんか?
チューリップ、アネモネ、ヒヤシンス、ポピー、シャクヤクにコデマリ…。すました顔のつぼみが開くと、ブーケやアレンジメントの印象もぐっと華やかになります。つぼみの中に隠れていた花の妖精たちが飛びまわるような、幻想的な雰囲気をたたえます。
生きている生花だからこその変化は、静かに始まった音楽が盛り上がっていくような感動があります。お花を飾ることで、そんな感動のある日々を過ごすことができるのが、生花の何よりの魅力です。
3. 美しい花の記憶は心に刻まれる
花はかたいつぼみを開き、咲き誇って、やがて短い命を終えます。花は枯れてもその美しい姿や香しさは花のあるシーンとともに心に刻まれます。
まっ白なバラにふとよぎるあの日あの時。目の覚めるような黄色いひまわりに思い出す夏のひととき。スイートピーの香りに春の訪れを喜ぶ。美しい花の記憶は、美しいものへの感度を高めてくれます。
慌ただしい日常の中で花を目にすることで真に大切なものを思い出し、心の穏やかさを取り戻すことができます。眺めるだけで人の心を穏やかにするのは、生命の限り精一杯凜と咲く生花だからです。
まとめ
生花の持つ生命のエネルギーと、刻々と変化する姿は美しい記憶として私たちの中に残ります。毎日の水換えや切り戻しなどのお手入れは花と対話をする時間です。花に触れることで生命とは何か、なぜ生命は美しいのかを肌で感じることができます。
花を愛する人は愛される人です
KOLMEでは、お花を束ねることは真の美しさと豊かな生活への入口と考えています。
季節の花の瑞々しい香りの中、一本一本の花と対話しながらブーケを束ねる。生命あるものの美しさを心に刻んで、自然の恵みと共に生きる豊かな毎日を送って欲しい。
だからKOLMEのフラワーレッスンは生花にこだわります。