一輪挿しは気軽に選べるのに、ブーケを入れるための大ぶりの花器となると、どんなものを選べばいいのか分からない。
一般的なブーケと比べて一回り以上大きいパリスタイルのブーケは、手持ちの花器には収まらない。
そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
せっかくのブーケですから、しっくりくる花器に入れてお部屋に飾ってみたいですよね。
そこで、パリスタイルビギナーの方にKOLMEでオススメしている花器の選び方を紹介します。
サイズで選ぶ
花器はブーケの高さを基準にすると選びやすくなります。
比率はおおまかに、
ブーケの高さ2:花器の高さ1
です。
KOLMEのブーケは高さが50〜60cmありますので、花器は高さ25cm×幅15cmのものを使っています。
形で選ぶ
花器にはさまざまな形がありますが、特に手に入りやすい「シリンダータイプ」と「口が狭まったタイプ」について解説します。
シリンダータイプ
シリンダータイプは、その名の通り底から口までまっすぐに伸びた筒型の花器です。
切り花が入ったシリンダーがずらっと並んだ光景を花屋さんで目にしたことはありませんか?
シリンダータイプの花器は、花屋さんやインテリアショップ、ホームセンターなど、売っている場所も多く手に入れやすいのが特長です。
口が狭まったタイプ
底から口に向かって口径が狭まったタイプ。
色とかたちのバリエーションが広く、置く場所の雰囲気やブーケのテイストに合わせて選べます。
花器の中でブーケの茎を傾けたときに、狭まった口が花を安定させるので、角度をつけて生けられるのが特徴です。
KOLMEでは、シリンダータイプと口が狭まったタイプのどちらかで迷った方にはブーケに動きをつけられる後者をおすすめしています。
色で選ぶ
色も花器選びには重要なポイントになります。花器の色でインテリアの雰囲気が変わってしまったり、お手入れのタイミングを把握しやすくなったりします。
透明タイプ
透明タイプの花器は、花器そのものの主張が強くないので、インテリアのテイストを選びません。
透明な分、水の濁りが目立ちやすいため、水換えのタイミングがひと目でわかるというメリットがあります。
色付きタイプ
色付きの花器は水の濁りが目立ちにくいのが特徴です。うっかり水の交換をし忘れてしまってもごまかしやすいと言えます。
色は葉っぱや茎の色に近いグリーンやベージュがオススメです。
これらの色は草花に近いため、どんなブーケにも合わせやすいというメリットがあります。
花器がないときの裏ワザ
お気に入りの花器が見つからない、手持ちの花器は全て使ってしまっている……そんなときは、2リットルのペットボトルで代用できます。
ペットボトルを高さ25cmくらいの位置で切った物をつかうと花器の代わりになります。
ただし、重量が軽くて縦長になってしまうため、ブーケを入れると花の重さで倒れやすくなることがあります。この点はご注意くださいね。
お気に入りの花器でブーケを長く楽しもう
お気に入りの花器があれば、飾り姿を眺めるときはもちろん、水を換えるときも嬉しい気分になりますよね。
上に述べた“ブーケの高さ2:花器の高さ1”を押さえれば、どのような色や形のものを選んでも大丈夫ですよ。
インテリア雑誌やお店のディスプレイなどでたくさんの花器を見るのも、花器選びの参考になるます。
ぜひアンテナを伸ばしてみてくださいね。