名作って何が?「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」

映画館
Michikoの雑記帳

ジャンルに関わらず「不朽の名作」と呼ばれるものありますが、一体どのようなものなのでしょうね?
何が優れているのでしょうか?

「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」を鑑賞後、ずっと考えていました。

この映画は1868年にルイーザ・メイ・オルコットによって発表された「不朽の名作」若草物語を、グレタ・ガーウィグ(フランシス・ハ、レディ・バード)が映像化した作品です。
若草物語は、南北戦争時代のアメリカでマーチ家の四人姉妹が、家族や周りの人々と助け合う成長物語。
子供の頃に読んだ方も多いのではないでしょうか。

この映画を観終わった直後の第一印象は、「善人の善人による善人のための映画」。
家族の愛で苦難を乗り切った!みんな、ありがとう!ハッピーエンド〜トゥルル〜♪
みたいな単純なものでした。

ところが時間が経つごとに、ふとしたときに映画の断片が頭の中に浮かび上がるように。
四姉妹の優しい母親が、40年かけて怒りの扱い方を身につけてきたと話すシーン。
ローリーに宛てた復縁の手紙をジョーが川に破り捨てるシーン。
ローリーのおじいさんがベスの弾くピアノに涙するシーン。
ほかにもいろいろ…。

そのたびに、その時の彼女(彼)が物語を飛び出して、知っている人のように感じられるのです。
観終わったあとの余韻が長く続くといいますか。

視点を変えて何度も鑑賞できる、年齢を重ねるごとに理解が深まる、見どころ・考えどころがいくつもある。
これらの要素を満たしている作品が、優れた作品=名作なのかもしれません。

21世紀を生きるわたしたちにも新鮮に感じられる物語を生み出したオルコットはもちろんのこと、若草物語を過去の映像化の焼き直しではなく、「現代のクラシック」に再構築したグレタ・ガーウィグに称賛を贈ります!

KOLMEも「現代のクラシック」を作り出せるように、たくさんの名作に触れて感性を養うぞ〜。

この映画のグッとくるポイント

メグの結婚式のシーンで小花を使ったブーケやヘッドドレス

素朴でほっとする可愛さです。

アカデミー賞の衣装デザイン賞を受賞した衣装

四姉妹のキャラクターに合わせて衣装が配色されています。
手編みのニット、ざっくりとしたウールのジャケット、コットンのワンピース、欲しくなる〜。

ローリー役ティモシー・シャラメ

彼の登場シーンには、バラと星がただよっています。美少年にも程がある!

フレデリック役ルイ・ガレル

わたしはティモシーよりもルイ・ガレル派(笑)!

ローリーのおじいさん役のクリス・クーパー

ローリーには厳格なのに、四姉妹にはメロメロな爺さん役。
怪しくてどこか憎めない蘭収集家を演じた「アダプテーション」では、若草物語に登場するメリル・ストリープと共演しています。
「アダプテーション」は型破りな脚本がまじ最高です!蘭の花がお好きな方も、ぜひ一度ご覧ください!!

Michiko

KOLME妹。東京都出身。webデザイナー兼プログラマー発、アパレル経由、KOLMEの裏方兼フォトグラファー(何でも屋)。感覚と論理の世界を行き来する末っ子...

プロフィール

この記事を読んだ人はこちらもチェックしています

同じカテゴリーの記事