服選びはシンプルに『チープ・シック お金をかけないでシックに着こなす法』

都市を歩くように フラン・レボヴィッツ

おしゃれな人って、どんな人でしょうね?
流行の服を着ていれば、おしゃれな人なのでしょうか?
うーん、そうでもない気がします。

毎月鍼に行くたびに同じ電車に乗り合わせる男性がいるのですが、いつも紺のシャツにデニムに革靴をまとっているんです。
夏はシャツが長袖になり、冬は紺のコートが足される程度の変化です。
一見すると地味で何の変哲もないのですが、シルエットや生地の質感からただ者ではない雰囲気が漂っているんです。

おそらく、美意識をしっかり持っており、服選びにも自分のものさしを大切にしているんでしょうね。

本日ご紹介する『チープ・シック お金をかけないでシックに着こなす法』(カテリーヌ・ミリネア, キャロル・トロイ 著, 片岡 義男 訳)も、上記のミスター・スタイリッシュと同じく「自分らしく着る」ためのヒントをくれる本です。
チープ・シックとは、この本の副題のまんま、お金をかけないでシックに着こなすというファッション哲学のこと。
多種多様なジャンルの服の紹介や、ファッションデザイナーやエディター、大学生などへのインタビューを通して、装いだけでなく生き方にも前向なインスピレーションが湧いてきます。

初版が発行されたのは今から44年前の1977年だそうです。
確かに一部古い記述もありますが、この本のエッセンスは今でも色あせていません。
この本自体が「長く着られる定番の服」的存在なのではなかろうか…。

都市を歩くように フラン・レボヴィッツ

昨日ご紹介したNetflixのドキュメンタリー「都市を歩くように -フラン・レボウィッツの視点-」の主人公、フラン・レボヴィッツも登場しています。
一本筋が通った彼女の服選びにもシビレます!

つまらないことにエネルギーを消費してしまうのはいやなので、服装に関しては自分のベーシックなアイデアをつらぬいていく
チープ・シック 66ページ

自分らしいスタイルを探している人、今の自分の服装とはちょっと違うものに挑戦したい人におすすめですよ〜。

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この記事を書いた人

KOLME妹。東京都出身。webデザイナー兼プログラマー発、アパレル経由、KOLMEの裏方兼フォトグラファー(何でも屋)。感覚と論理の世界を行き来する末っ子は、新しいもの好きのマイペース人間。好きな場所は、本屋・ホームセンター・日暮里繊維街

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