風にそよぐ草花のように、動きのあるスタイルが最大の魅力のパリスタイルフラワーアレンジメント。
その魅力が一番わかりやすく表現されたアレンジメントが「ブーケ」です。
色もかたちも異なる花材を美しく束ね基礎となるテクニック「スパイラル」についてご紹介します。
スパイラルとは
ブーケを束ねるときに茎を「らせん状」に重ねる技法のことです。
パリスタイルに限らず、フラワーアレンジメントでは「スパイラル」「スパイラルテクニック」と呼びます。
スパイラルの役割
スパイラルにはブーケの「かたちを保つ」「ふんわりと仕上げる」役割があります。
かたちを保つ
茎の向きが揃い、結びつきが強くなります。
結び目が固定されるので、かたちが崩れにくくなります。
ふんわりと仕上げる
らせんの中心を軸にして、花に角度をつけて束ねられるようになります。
立体感が生まれ、ふんわりボリュームのあるブーケに仕上がります。
スパイラルの方法
束ねはじめ
利き手ではないほうの手で、始めの一本を握ります。
1〜3本目までは、茎をまっすぐ揃えて束ねます。
6本目くらいから、茎を斜めに入れます。
右利きの人は左上がり、左利きの人は右上がりになるように。
花材を足す
6本目以降は束を回転させて、全体の姿を確認します。
右利きの人は右回り、左利きの人は左周りです。
束に肉付けするように、花材を足します。
1.花材を入れる位置を決める。
2.親指と人差し指を開く。残り3本の指は茎を持ったまま。
3.花材を1本加える。
4.親指と人差し指を閉じる。残り3本の指をにぎり直す。
5.全体の姿を見る。
1〜5を繰り返します。
束ねおわり
丈の短い花材で茎の外側を隠すように束ねます。
すべての花材を束ね終わったら、結束します。
手の位置にラフィア(または麻ひも)を3〜4回巻きつけて結びます。
蝶結び、片蝶結び、固結び、お好きな結び方でどうぞ。
スパイラルのコツ
ネトワイエはしっかりと
束ね始めたらブーケから手を離せなくなります。
下葉を取る、下の方の枝は切り落とすなど、ネトワイエ(下処理)を済ませておきましょう。
高い花から低い花へ
丈の長い花材でブーケの軸をつくります。
短い枝は終盤、茎を隠すときに使います。
背の高いものから低いものへと順番に束ねましょう。
結束は輪ゴムではなく、ひもがオススメ
伸縮性のある輪ゴムはブーケの軸が密着します。
花を痛めないためにも、ラフィアや麻ひもがおすすめです。
スパイラルは練習あるのみ!
ここまで説明してナンなんですが、スパイラルは実際に束ねてみないことにはなんとも…なんですよね。
手の形や大きさ、力加減は人によって異なりますし。
何度も何度も繰り返して、ある日突然コツが掴めます。
諦めないでコツコツと練習してみてくださいね。
きれいなスパイラルを作るにはネトワイエ(花材の下処理)も忘れずに〜。
ボリュームの多いパリスタイルブーケの花器選びについて、ちょっとしたコツです。
まずはトライアルレッスンでKOLMEの世界観を体験してくださいね。
プレディプロマコースレッスン、ディプロマコースレッスンを検討されている方へ、無料説明会を開催しています。お気軽にお問い合わせください。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] あわせて読みたい スパイラルとは? ~はじめてのパリスタイルフラワーアレンジメント~ 風にそよぐ草花のように、動きのあるスタイルが最大の魅力のパリスタイルフラワーアレンジ […]