教えてKazukoさん ~ブーケ作る編~

KOLMEのキャラクター「コルメちゃん」はパリに憧れる女の子。
旅で訪れたパリの花屋さんで見かけたブーケの可愛らしさが忘れられません。
あのようなお花が日本にもあったらいいのに…!とインターネットを検索の結果、ようやくたどり着いたのが「パリスタイル」というキーワード。このパリスタイルと呼ばれるお花は、どのような経緯であのスタイルに至ったの?
フラワーデザイナーKazukoに根掘り葉掘り質問してみました。教えてKazukoさんブーケ作る編です。
Q1 よく500円ぐらいでミニブーケが売られているのに、どうして自分で束ねるの?
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”icon_kolme_03.jpg” name=”コルメちゃん”]街のあちこちで500円で買えるので、便利だしそれでいい気がするのですが…。[/speech_bubble]
500円の理由
お花屋さんで売られている500円位のミニブーケは、花が開きすぎていたり、仕入れから時間が経ってしまったり、切り落とされた枝や葉だったり、短くならざるを得ない素材が使われていることが多いので、状態や持ちにムラがあります。同じ金額で切り花を求め自分で一から束ねた方が、花と向き合う時間が長くなり、様々な表情を味わえますよ。便利さを求めるのか、手間をかけて育む時間を求めるのか、お花を選ぶ参考にしてくださいね。
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”icon_k.jpg” name=”Kazuko”]お肉に例えると、ミニブーケはひき肉で切り花はかたまり肉。かたまりをそのまま焼いてステーキにしたり、薄く切ってしゃぶしゃぶにしたり、余った切り身をスープの旨味に使うことも出来ますね。お花も同じ♪[/speech_bubble]
Q2 ブーケを束ねられるとどんな良いことがあるの?
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”icon_kolme_03.jpg” name=”コルメちゃん”]ブーケってお店で売られているものという意識が強くて、自分で束ねることの何が面白いのか掴み所がありません。[/speech_bubble]
自身で束ねたブーケは、世界にただ一つのアート作品
自然と触れ合い湧き上がったインスピレーションを、命あるお花を使って思うままにブーケで表現するという極めてアナログな行為は、無機質な建造物やテクノロジーに囲まれて忘れてしまいがちな、人間が本来もつ優しさ、感謝の気持ち、季節を感じる繊細な感覚を呼び起こします。
しかもそのアートは実用的!
急なお呼ばれの際に庭先の植物を束ねるだけで、どこにもないオリジナルなブーケを手土産にすることができます。四季折々の風情と相手への想いやりを込めて自ら束ねたブーケは、差し上げる方に深い余韻を残すことでしょう。
KOLMEが考える、ブーケを束ねる理由
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”icon_k.jpg” name=”Kazuko”]ブーケは出来上がったものを愛でるだけでなく、作る行為にも美しさと学びと癒しが溢れているのよ。まさに「Art De Vivre(アール・ド・ヴィーヴル)」!![/speech_bubble]
Q8 ブーケを束ねるにはそれ専用の花じゃないとダメ?スーパーの切り花でもできるの?
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”icon_kolme_03.jpg” name=”コルメちゃん”]私の家の近くにはお花屋さんがありません。庭もないし、室内に観葉植物もないし…。お花が売っている場所はスーパーだけです。[/speech_bubble]
スーパーの切り花でも問題ありません
ブーケ用のお花に特別なものは必要ありません。どんなお花でもブーケは束ねられます。もちろんスーパーの切り花も立派なブーケに仕立てることができます。お花の扱い方、色と形のバランスの取り方を知っておくと、出来上がりが格段にシックになります。
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”icon_k.jpg” name=”Kazuko”]毎日の食材と一緒にお花を買う。パリのマルシェにいるみたい♪[/speech_bubble]
Q3 一人でパリスタイルのブーケを作ってみたけど、上手にできませんでした。どうして?
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”icon_kolme_03.jpg” name=”コルメちゃん”]自己流で束ねてみましたが、あのふんわりした緩さや複雑な表情がないというか、シックに決まりませんでした。[/speech_bubble]
「無造作」を支える「基本と原則」
パリスタイルのブーケには野に咲く花をそのまま摘んで束ねただけのような自然さがあり、見よう見まねで簡単に作れる印象が濃いかもしれません。しかし、自由に飛び出てしまったように見える枝の先端まで全て基本と原則に沿って作られれいます。野に咲く花も地面がなければ開きません。土台のないところに自由はないのです。
「素顔」と「素顔っぽい」は似て非なるもの
お化粧の世界に例えるとわかりやすいかもしれません。ありのまま・あるがままの素顔が見よう見まねで作られたブーケ、顔のパーツや骨格、肌の状態を緻密に計算して施されるナチュラルメイクがパリスタイルのブーケ。自然さという一言でも、両者の違いは歴然ですね。
[speech_bubble type=”std” subtype=”R1″ icon=”icon_k.jpg” name=”Kazuko”]たかがブーケ、されどブーケ。エスプリのあるブーケには知恵と知性が必要!KOLMEのパリスタイルの基本と原則を一度理解すれば、どなたでも簡単にブーケを束ねられるようになりますよ。[/speech_bubble]
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