初心者にもできる 基礎からのフラワーアレンジメント 秋のバラ編

KOLME流フラワーアレンジメントの基礎のお話、今回は初心者でも安心!誰もが知っている、花といえばバラ。それも秋のバラについてお伝えいたします。 ※KOLMEではフラワーアレンジメントとは、「お花を組み合わせて、ブーケやコンポジション(いわゆるアレンジメント)、投げ入れ(一輪挿しのような花瓶に活けること)などの形を作り、空間に配置すること」と捉えています。

バラの旬は春じゃないの?

お花屋さんでは一年中バラが売られていますが、外で見るバラは春から初夏だったような・・・ 気を付けて見てみると、秋に咲いているご近所のバラもあるはずです。四季咲きという季候さえ良ければ随時咲くものが多数あります。
秋は春よりも昼夜の寒暖差が大きく、春に咲くバラの花と比べて花色が濃く、色鮮やかなのが特徴です。また、気温が徐々に低くなる秋はバラのつぼみがゆっくりと成長するため、つぼみに多くの色素や香り成分が蓄積されます。そのため春に比べ花の色も香りも濃厚になるのです。秋の気候によって香りが長続きし、バラの豊潤な香りを存分に楽しむことができます。

愛を代表する花言葉
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紀元前2,000年頃から古今東西問わず人々に愛されてきたバラ。種類は数千にものぼり葉っぱやつぼみにもまで花言葉が存在し、それぞれの花や色、に花言葉が付いています。バラ全体の花言葉は、愛・恋・幸福・美・私はあなたを愛するetc・・・
赤   愛情、模範、貞節、情熱、熱烈な恋
白   私はあなたにふさわしい、尊敬、純潔、約束を守る、無邪気、恋の吐息
ピンク   上品、気品、温かい心、 恋の誓い、しとやか
黄色  友情、可憐
つぼみ 愛の告白
葉   希望、がんばれ
トゲ    不幸中の幸い

バラのブーケで基礎をしっかり押さえる作り方
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バラは茎がしっかりしていて花も上を向いているので、初心者でも安心、フラワーアレンジメントの基礎の代表花材です。一年を通して手に入るので、気軽にブーケ作りに挑戦してみてください。

基本1.バラはこう選ぶ

バラは初心者の方に扱いやすい花材ですが、一本の茎が枝分かれして多くの花が付いているスプレータイプのバラは、ブーケを束ねるのはテクニックが必要になります。初心者の方は一本の茎(なるべく太くてしっかりしたもの)に一輪のバラを選ぶようにしてください。

基本2.準備で仕上がりが変わる

束ねる前の下準備(ネトワイエ)で他の花材と共に、余計な葉を取り除き、枝を切り分けておきましょう。こうすることでブーケの色と形を整えやすく、茎が重なる軸部分の蒸れも軽減することができます。これはどんなフラワーアレンジメントを作る時でも基本中の基本となります。

下準備ができたら一目で全てわかるよう、花材別に並べ、結束用の紐を用意します。しおれる前に作業を終わらせるためにはスピードが命。スムーズに進めるために整理整頓です。

基本3.花の向きはいろんな方向に

バラ→グリーン→他の花材の順番で束ね始めます。このスタートがブーケの中心になります。続けて色と形のバランスをチェックしながらバラ→グリーン→他の花材の繰り返しで花材を束ねていきます。バラの美しい顔を前から全て見せたくなりますが、横向きや後ろ側など、バランスを見ながら立体的にバラの魅力をアピールしていきましょう。

花材が全て束ね終わったら全体をチェックして、花の出方やグリーンの角度を修正します。手直しが終わったら紐で結わいて出来上がりです。

まとめ

初心者~初級の方は太くてしっかりした一本の茎に一輪のバラが付いたものを選ぶ、下処理をしっかり行う、花の顔は多方向に向ける。この3つがバラのブーケの基本です。

秋バラのブーケを作ってみよう!

11月のKOLMEのフラワーアレンジメントレッスンでは、上記の基本ポイントを確認しながら秋バラの薫り高いブーケを作ります。自分でやってみたけど上手くいかない、基礎からしっかり教えてもらいたい、バラは大好きなのでブーケを作ってみたい!という方はぜひお越しくださいね。

花と暮らす、花とはたらく

【バラのデータ】

学名: rosa
別名: 長春花(チョウシュンカ)月季花(ゲッキカ)薔薇(バラ/ソウビ/ショウビ)
英名: rose
出回り時期: 周年(最盛期は5~6月、10~11月)


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この記事を書いた人

KOLME姉。東京都出身。幼い頃より日本舞踊から茶道、華道を習い、日本の伝統美に触れる元・三味線奏者のパリスタイルフラワーアーティスト。責任感が強く面倒見の良い親分気質、思い立ったら即行動の情熱家。好きなものは、美容・宝塚・JALマイル計算。

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