始めまして。
Nijinohaのしょうこです。
コルメとの出会いは、2年前。
久しぶりにお花習いたいなあ、と思い、本屋さんでお花関連のものを立ち読みしていました。
手に取ったのはパリスタイルフラワーの本。
こういうの好きだなあとぼんやり思いながら、その時本は買わず に店を後にしました。
なんて題名の本だったかなあ…と家に帰って、その本を探すためにPCに入力した「パリスタイル」の文字、出てきたのはKOLME のホームページでした。
結婚したての頃、2年ほどクラシカルなタイプのアレンジメントを習っていました。
趣味で やってはいたものの、こういうの好きだなあ、花屋で働きたい。
そんな思いはあったものの、夫に言うと「休みが合わないのは困るなあ」と。
夫はサラリーマンで、早朝家を出て帰宅は遅く、平日は帰ったら寝るだけ、土日にやっと二人の時間が持てる。
一緒に居たくて結婚したのに、私と休みがずれてしまったら、いったいいつ時間を共有すればいいのか…。
やがて娘が生まれ、子育ても忙しくなり、習っていたアレンジメントの教室も辞めました。
お花屋さんに行くと花をやりたくてたまらなくなってしまうので、花屋にもいかなくなりました。
そのころ体調を崩していた私は仕事にも復帰できず、子育てにかかる出費を考えると、お花どころでなかった、ということもありました。
運命の出会い!?
ずっとずっと蓋をしてきたお花への思い。
娘が中三になった夏、もう一度火が付きました。
パリスタイルフラワーって何だろう。
KOLMEのHPにたどりついた私はその内容に目が釘付けに。
花の仕事に憧れがあったものの、それは花屋店舗勤務の実績があって初めて実現するものだと思っていました。
結婚したての頃習っていたアレンジメントの先生も花屋経験者でした。
しかしKOLMEの先生であるKazukoさんの経歴を見ると、なんと花店勤務 経歴がないのです。
そんなことができるの?ホームページを隅から隅まで見ます。
何度見返してもKazukoさんの花屋経験は無しです。
そしてKazukoさん自身、主婦としての子育て期間、外の世界とも接点を持ちにくい時期があったことが書かれています。
「特に主婦とし て生きてきた女性に外にふみだすきっかけとしてお花を提案したい」。
私はまるで雷にでも 打たれたような衝撃を覚えました。
この言葉はまるで私のためにあるのではないだろうか。
これってもしかして運命の出会い??
そしてMichikoさんの経歴を見ます。
バックパック一つで行き先も決めずにヨーロッパを旅する。
このプロフィールも私の心を射抜きました。
私の好きな3大テレビ番組はバックパック一つで気ままに旅するようなもの、人里離れた場所で自給自足生活、リフォーム番組(笑)でした。どれも「したいようにする」のコンセプトの番組ばかり、その一つを地で行ってるMichikoさんに興味がわかないわけがありません。
心では自由に世界を旅したい、自由に生きてみたい、と思うものの、現実を見るとかなりの虚弱体質(笑)、頻繁に起こる胃痛頭痛。
自由に旅するなんて無理だよね、その言葉で終了。
KOLMEのホームページを何度も見つつ、この二人に会ってみたい。
でもお花始めるとお金かかるし…体験だけなら…ディプロマの話も聞いてみよう。
もじもじの中やっと体験レッスンを申し込みます。
体験レッスンは、大満足。
こんな素敵なお花を使って束ねるなんて!
そのまま、ディプロマの説明を受けます。
一通り説明を受けておしまい、くらいの軽い気持ちで来たのですが、こちらの深いところにぐいぐい質問が及びます。
そこまでの準備ができていなかった私は、とりあえず即決できない言い訳をしてその日は帰りました。
その説明の中で、Michikoさんが言った一言「人生もっと簡単でいい」が深く心に響きながら…。
無くなる前に使ってしまえ!
お花のレッスンやりたい!ほかのスクールも探してみます。
が、どれも私の心を射抜きません。
こうなったら花屋の求人だ!と仕事探しに走ります。
とりあえず2件のお花屋さんにメールを送りつつ、主人にその話をします。
するとやはり例の言葉が…。
「いいけど、土日の家事負担が俺に来るのは困るなあ」と。
家事は仕事から帰ってからやるからそのまま放っておいていいから、と話しますが、家事がたまったままなのは嫌、と。
実際彼は休日の掃除洗濯は引き受けてくれていて、これ以上自分の時間が無くなるのは嫌、ということでした、そりゃそうですよね。
スポーツチームに属していた息子は、土日朝早く県外遠征に行くことも多く、土日私がいないと、家事負担と息子の遠征車出し、平日は夜も遅く仕事でくたくたの彼の負担になることは目に見えていました。
花屋の求人も通らず、また悶々とします。
ディプロマコースで始めて、いずれは花の仕事を自分でやる、がちらつきますが、そこの決断はしきれず、まずはレギュラーコースを受講することにしました。
3回ほどレッスンを受けたころ、プレディプロマコースを受けよう、と思いますが、なぜかレッスン日程に都合がつきません。
そうしているうちにコロナでリアルレッスンができなくなり、プレディプロマも始められず…。
リアルレッスン再開の昨年6月、もう我慢が出来なくなり、「ディプロマやります!」とKazukoさんMichikoさんに告げます。
コロナでどうなるかわからないし、もしかして自分も死んじゃうかも?
金融崩壊も噂されてるし、銀行潰れてお金が無くなる前に使っちゃえ!
新しい私スタート
ディプロマコース1年間を通じて感じることは、自分がどうしたいか表現することは長い間私が辞めてきたことなんだなあということです。
レッスンでKazukoさんが何度も私に問いかけます。
「尚子さんはどうしたいですか?」
「こうしたい」と言うことは、幼少期から人の機嫌をうかがうことから始める癖が染みついています。
自分の考えを表に出すのは良くないことで、人が良しと言ってくれないと、それは正解ではない。
どうしてこれをずっとずっとやってきたのか、と幼いころの自分を感じていくと、常に親を喜ばせたかった。
他の人からの評価から自分を下げさせないことで、両親を守って来たのだなあと思いました。
何のために生きるのかといえば、自分がやりたいことをするために、人生を楽しむために生きるわけで。
私は長いこと自分に軸がなかったことに深く深く気づかされます。
人生の軸を自分にフォーカスしたKOLMEのレッスンは楽しく、花選びに少しずつ自信がついてきます。
花が選べるようになると、自分のことは自分で決めていいのだ、という実感が実生活でもどんどん出てきます。
そして何よりも代えがたいのは、自分が一歩踏み出したことで、出会う人までががらりと変わってしまったこと。
KOLMEで出会ったKazukoさんMichikoさんを始めとして、レッスン生の皆さん。
こんなにも夢をどんどん実現していく人が私のまわりにたくさんいて、自分も家族もとても大切にしている人達。
この出会いは花の技術だけではない私の得た財産です。
一年前を思うと、なぜかもっと何年も前に感じます。それくらいこの一年色濃く生きたのだと思います。
ディプロマコース修了は終了ではなく、一つの区切り。
これからどうしていくか、どう楽しんで生きるかのスタートと思います。
いつも外に求めていた虹は自分の中にありました。
何かに迷われていたら、どうぞその一歩を踏み出してくみてください。
きっとあなたの虹が見えてきますよ。
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