2026年6月 プルミエクラス シンプルに束ねることの難しさ

6月のプルミエクラスでは、ひまわりをメインにしたシャンペトルブーケを束ねました。
プルミエクラスは、ブーケの基本をしっかり身につけることを第一にしているので、ブーケの見た目よりも、制作プロセスにフォーカスしています。

今回のテーマは、一見するととてもシンプルです。
リズムよく束ねる。
「ただ入れるだけ」という言葉を何度もお伝えしながらレッスンを進めました。

でも、シンプルなことほど難しいものです。

行動をできるだけ絞り、やるべきことを明確にしているにもかかわらず、私たちの頭の中には次々と別の考えが浮かんできます。
「もう少しこうした方がいいのでは」「ここを直した方がいいかもしれない」と、必要のない行動が増え、本来目指していた形から少しずつ離れていってしまうのです。

プルミエクラスのシャンペトルブーケレッスンでは、毎回テーマを絞り、そのポイントを深く練習しています。
それでも、私自身も含め、人はついあれもこれもやりたくなってしまいます。
これは創造性の豊かさでもあり、人間らしさでもあるのでしょう。

だからこそ、「今やるべきことは何か」を見失わず、シンプルに行動することの大切さを改めて感じました。

もうひとつ印象的だったのは、ひまわりの後ろ姿についてお話ししていた時のことです。

ひまわりは正面ばかりが注目されがちですが、実は後ろ姿もとても魅力的です。
今回のブーケでも、正面だけではなく、横顔や後ろ姿の美しさを意識して束ねるようにお伝えしました。

その流れで生徒さんと背中のトレーニングの話になり、人もまた「後ろ姿」が大切だという話題になりました。

花のレッスンではいつも、「正面だけではなく、横顔や後ろ姿も見てください」とお話しています。
でも、自分自身のこととなると、つい前ばかりに意識が向いてしまうものです。

美しい姿勢や背筋、肩甲骨まわりのしなやかな動きは、その人の印象を大きく左右します。
花の後ろ姿の美しさを語りながら、自分自身の後ろ姿にももっと目を向けたいと思いました。

花はいつも、思いがけない形で私たちの日常を映し出してくれます。

シンプルに行動すること。
そして、正面だけでなく後ろ姿にも目を向けること。

今月のブーケは、そんな大切なことを改めて教えてくれたように感じています。

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この記事を書いた人

KOLME姉。東京都出身。幼い頃より日本舞踊から茶道、華道を習い、日本の伝統美に触れる元・三味線奏者のパリスタイルフラワーアーティスト。責任感が強く面倒見の良い親分気質、思い立ったら即行動の情熱家。好きなものは、美容・宝塚・JALマイル計算。