4月のプルミエクラスでは、基本のシャンペトルブーケをテーマに、
束ねるまでの工程を一つひとつ丁寧に確認していきました。
ブーケは、ただ束ねるだけではなく、
その前の準備の段階にこそ、多くの要素が含まれています。
花材を一本ずつ手に取りながら観察すること。
そのとき、自分はどこに心が動くのか。
その感覚をもとに、その一本をブーケの中で
どのように活かすのかを考え、
切り分けるポイントを見極めていきます。
どの長さで使うのか、どこを残すのか。
どのように準備すれば、束ねるときに魅力が最大限に出るのか。
そして、同時に束ねやすさにもつながるか。
こうした判断や決断を重ねながら、花材の準備を進めていきました。

そして束ねる工程に入ったら、
今度は意識を切り替え、手を動かすことに集中します。
デザインを考えるのではなく、
ただ束ねるという行為に没頭する。
その際には、体の使い方も重要なポイントです。
立ち位置や腕の力の入れ方、
ブーケを持つ手の使い方など、
細かな部分まで確認しながら進めていきました。

一度に多くのことを詰め込むのではなく、
なるべくシンプルに、今必要なポイントに絞って伝えることも意識しています。
生徒さんからは、
花材の観察から切り分け、束ねるまでの一連の流れは、
仕事や意思決定のプロセスにも通じる、という声もありました。

判断と決断を重ねて準備し、
実行の段階では迷わず手を動かす。
その構造は、日常のさまざまな場面にも共通しているように感じられます。
花を通して、自分の感覚を使いながら整えていく工程を
日々の選択や判断の中で、役立てていただけたら嬉しいです。



