ブーケ作りとは人間の業の肯定である(ということで)

お盆休みの1週間がはじまりましたね。いかがお過ごしですか?
わたくしはYouTubeで10年くらい前のお笑い番組を観ています。

どんなお笑いかといいますと、あまり大きな声では言えないのですが、今なら「〇〇ハラスメント」と炎上しちゃうかも系のものです。

こんな不謹慎なネタで笑うなんて、いっちょまえの大人としてどうなんだろう…?
ちらっと思ってしまったのですが、面白いと感じてしまうのだから仕方がありません。

落語家の立川談志は、「落語とは人間の業の肯定である」との言葉を残しました。
落語に限らず、お笑い全般にも通じます。

不謹慎を笑ってしまう業だなんて、自分は前世で一体なにをしたのでしょうか?
どんな業であれ、生きているうちに消えてなくなることはないのだから、そんなもんだと笑い飛ばしちゃえばいいんですよね。
お笑いを道徳的な正しさで判断すると、途端につまらなくなりますし。

お笑いって、ブーケ作りにも重なるところがあるような気がします。

一般的な「ブーケの正解」って、
色かたちの綺麗さ=黄金比のように整った配置と造形
とされています。

ですが、
その正解って誰が決めたのかなあ?
正解ブーケじゃないブーケは、ほんとうにダメなブーケなのかな?

好きなお笑い番組でお腹を抱えて笑うように、花も上手下手関係なく好きに束ねてニンマリしちゃっていいんじゃないかなあ。
ブーケ作りにも、人間の業を肯定する作用があると思うんですよね。

来月のレッスンのテーマを「業を肯定するブーケ」にしたら、なんだかものすごく面白い作品ができそう!
ぜひ挑戦してみてくださいませ〜。

ブーケ作りと業の関係、掘ったらいろんな発見がありそうだなあ。

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この記事を書いた人

KOLME妹。東京都出身。webデザイナー兼プログラマー発、アパレル経由、KOLMEの裏方兼フォトグラファー(何でも屋)。感覚と論理の世界を行き来する末っ子は、新しいもの好きのマイペース人間。好きな場所は、本屋・ホームセンター・日暮里繊維街

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