男子の憧れは今も昔も

ノートパソコン用のスタンドを探しに、新宿の電気屋に行きました。

地下のパソコン周辺機器売り場をウロウロしていたところ、奥のゲーム用パソコンコーナーの通路にやけに目立つポスターが。
イマドキの若者がカッコよく視線をキメた、パソコンだか、キーボードだかの宣伝でした。
場の様子から察するに、どうやら彼は有名なゲーマーらしいのです。

ゲーマーが有名なタレントやスポーツ選手のように、でかでかと広告に登場するだなんてイマドキだね〜!
と、夕飯時に家族と話していたのですが、いや待てよ?

自分が小学生のとき似たようなことがあったぞ?

あっ、高橋名人だ!

高橋名人とは、任天堂のファミリーコンピューターが登場した1980年代の中頃に、ファミコンブームの牽引役となったハドソンの社員。
数々のゲームの裏技や、コントローラーのボタンを早押しする「16連射」を生み出しました。

テレビにも雑誌にも取り上げられ、当時のクラスの男子は高橋名人に夢中で夢中で。
今でいうところのヒカキンみたいなフィーバーっぷりでしたね。

あれから35年経ちまして、あの頃の男子たちはみんな高橋名人になっているかというと…?

そうでもなさそうです。

大人になるにつれファミコン以外に夢中になれるものと出会い、自分に合った道に進んでいるんですよね。

我が家にも、「ゲーマーになる!」と宣言し、全財産をゲーム用パソコンにつぎこんだ甥っ子がいます。
おじいちゃん、おばあちゃんは呆気にとられていますが、甥っ子と同年齢のときに高橋名人全盛の時代を生きた自分としては、彼の熱意を陰ながら応援しようと思いましたよ。

燃えるものがあるって、いいよね!

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この記事を書いた人

KOLME妹。東京都出身。webデザイナー兼プログラマー発、アパレル経由、KOLMEの裏方兼フォトグラファー(何でも屋)。感覚と論理の世界を行き来する末っ子は、新しいもの好きのマイペース人間。好きな場所は、本屋・ホームセンター・日暮里繊維街

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