イメージ通りの写真が撮れないのはなぜ?

しばしば「イメージ通りの写真が撮れない」というお悩みを受けます。
どんなイメージが撮りたいのか尋ねると、
「明るくて、優しくて…」といった、好きな異性のタイプにありがちな
ざっくりした答えが高確率で返って来ます。

実際は、明るくて、優しい人なら誰でも好きな訳ではありませんよね。
背格好や顔形、ものの考え方、価値観などもイメージしているはずです。
イメージさえ頭の中ではっきりしていれば、
好きなタイプの人に出会ったときにビビッと来るように、
撮りたい写真だって撮れる。というお話です。

目次

写真を撮ることは車の運転と似ている

たとえば車で出かけるとします。
ハンドルを握るのはあなたです。
車のエンジンをかける前に、目的地を決めますよね。
カーナビや地図に道案内してもらいながら運転し、
目的地に到着します。

これを写真に置き換えると…
シャッターを切るのはあなたです。
シャッターを切る前に頭の中で撮りたいイメージを決めます。
シャッタースピードや光の向き、構図を読みながら撮影を進め、
イメージ通りの写真ができあがります。

よく映画や小説で、「主人公はあてもなくドライブに出る。そこで……」
みたいなことがありますよね。
これも「あてのないドライブに出る」という目的が初めからあるのです。

目的地を決めずに運転するのと、
目的地がわからずに運転するのは違うのです。

上にあったお悩み主さんも、
目的地となるイメージがわからずにシャッターを切っていたから
困ってしまったのです。

では、目的地となるイメージはどうやって決めたらよいのでしょうか?

写真で何がしたい?

自分の場合は「写真で何をしたいか?」を考えると決めやすくなります。
人に頼まれたとしたら、
・頼まれた理由や頼んだ人は何を求めているのか?
個人的に撮りたいとしたら、
・記録として残したいのか?
・人に自分の想いを伝えたいのか?
などといったところでしょうか。

何がしたい?が分かれば、そのためにどうするか?を解決すれば良いだけです。
どんな被写体で、どんな場所で、どんな雰囲気で…。
ぼんやり頭に浮かんだイメージに合う言葉や音楽、
写真や絵などを参考にしながら鮮明にしていきます。

発明当初のブラウン管に映る砂嵐まじりの白黒映像から、
色がわかり、輪郭がわかり、どの番組かわかり、
4Kの液晶テレビになって、お肌の状態までわかってしまう!
みたいな感じです。

イメージ通りの写真を撮るには?

話を車に戻して……
目的地がわからなかったら、どんなに詳細な地図も用をなしません。
撮りたいイメージがわからなかったら、どんなにカメラが高性能でも、
詳しいマニュアルがあっても意味ないのです。

自分の写真がいまいちパッとしないなあ〜と思ったら、
・そもそも自分はなにをイメージして撮ったのか?
・さらに突っ込んで、その写真で何をしたかったのか?

を考えてみてください。
写真のお悩みは意外と、自分の内面をふりかえることで解決できたりするのです。
写真は入り口に過ぎません。

その奥にあるのは結局自分、なんですね〜。


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この記事を書いた人

KOLME妹。東京都出身。webデザイナー兼プログラマー発、アパレル経由、KOLMEの裏方兼フォトグラファー(何でも屋)。感覚と論理の世界を行き来する末っ子は、新しいもの好きのマイペース人間。好きな場所は、本屋・ホームセンター・日暮里繊維街

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