ミモザの日って何の日?

最近耳にすることが増えてきた「ミモザの日」。
ミモザを飾る日?何をお祝いする日なの?なんでミモザなの?
素朴な疑問について、調べてみました。

ミモザの花の特徴についてはこちら

KOLME流フラワーアレンジメントの基礎のお話、今日の主役はふんわり丸くて黄色い小花「ミモザ」です。※KOLMEではフラワーアレンジメントとは、「お花を組み合わせて、ブーケやコンポジション(いわゆるアレンジメント)、投げ入れ(一輪挿しのような花瓶に活けること)などの形を作り、空間に配置すること」と捉えています。春の訪れを告げる花 ミモザ綿のような黄色い小花がロマンチックな印象のミモザ。眺めているだけで、心までほんわか温かくなりますね。春を象徴する花として世界各地で愛され、ミモザ祭りやミモザの日が設けられる...

目次

「ミモザの日」とは「国際女性デー」

3月8日は「国際女性デー」。
ニューヨークで女性達が婦人参政権を求めてデモを起こしたことがきっかけで、
1975年に国際連合によって定められた記念日です。
近年では女性に感謝する日として知られる事が多くなっています。

イタリアでは「FESTA DELLA DONNA(フェスタ・デラ・ドンナ=女性の日)」とされ、
1944年に組織された「イタリア女性組合」という女性のための団体のシンボルにミモザの花が選ばれました。
この日は男性から女性へ、日頃の感謝の気持ちを込めてミモザの花を贈ります。
街のいたるところでミモザがあふれることから「ミモザの日」と呼ばれるようになりました。

なぜミモザ?

ヒントはミモザの色に

春を象徴するミモザの花は、寒くて暗い冬から春へと季節のうつり変わりを告げる幸せの花。
3月8日頃に開花のピークを迎えるという時期的なことはもちろんですが、
何よりもミモザの花の「黄色」という色に大きな意味があります。

黄色は光の色

「黄色は最も光に近い色である」とゲーテが述べたように、黄色は有彩色の中で一番明るい色。
古来より、多くの民族の中で太陽の色とされきました。
暗闇に差し込む太陽の光から、黄色には希望や幸福という感覚を私たちに与えます。

冬から春へ

ヨーロッパの冬は日照時間が短く、北欧にいたっては一日のほとんどが真っ暗か、薄暗い状態。
しかも氷点下で雪がふったり、雨がふったり…。
寒くても晴れ晴れとした晴天が続く日本の冬とは異なり、それはそれは鬱々とする時期です。
そんな寒くて暗い時期をじっと耐え忍び、やがて訪れる春の季節。
一斉に開くミモザの黄色は空から光が降り注ぐかのように、人々の心を晴れやかに高揚させますね。

イースターも黄色

ミモザの日からおよそ1ヶ月後に行われるイースター。
復活祭とも呼ばれ、キリストの復活を祝うお祭りです。
キリストの復活を表す象徴として「卵」が、シンボルカラーに黄色が使われています。

ミモザと春は切っても切れない

「国際女性デー」は日本ではまだなじみが薄い印象ですが、
所によってはイタリアフェスタが開催されたりと、少しずつ浸透し始めています。
ミモザを通して春の訪れを祝福するとともに、
世界中の女性が性別によって可能性を狭められることなく、
一人の人間として活躍出来ることを願う日にしたいですね。

2月16日(木)開催のSalon de KOLMEでは、ラナンキュラスとミモザのブーケを作ります。

2月のSalon de KOLMEでは、ラナンキュラスとミモザでプチブーケを作ります。はじめてお花に接する方にも本格的なパリスタイルに仕上がるよう、ブーケ作りのポイントをこれ以上ないくらい細かく噛み砕いてお伝えします。太陽の光をいっぱいに浴びたハッピーな黄色には、背筋をピント伸ばして北風の中をさっそうと歩きたくなる前向きなエネルギーが凝縮されています。元気いっぱいの黄色いブーケとともに春までもうひとふんばり、しませんか?テーブルサイズのプチブーケを作った過去のSalon de KOLMEの模様です。あなたが一日の始まりに...

期間限定ミモザリースのレッスンはキャンセル待ち受け付け中!

3月8日のミモザの日に先がけ、ミモザの花をふんだんに使ったおひさま色のリースを作るワークショップを開催します。体いっぱいに太陽のぬくもりを取り込む手仕事で、春の訪れをお祝いしましょう。開催日が2日間と限られたプレミアムなレッスンのため、すぐ満席になる可能性大です。お早めにお席を確保してくだいね。2020年のミモザリースレッスンレポートはこちら。約2時間(場合によっては15分ほど延長することもあるので予めご了承ください。お急ぎの方は事前にその旨お知らせください。)2021年2月19日(金) 14:00~16:002021年...


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この記事を書いた人

KOLME妹。東京都出身。webデザイナー兼プログラマー発、アパレル経由、KOLMEの裏方兼フォトグラファー(何でも屋)。感覚と論理の世界を行き来する末っ子は、新しいもの好きのマイペース人間。好きな場所は、本屋・ホームセンター・日暮里繊維街

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