糸とビーズの織りなす繊細な輝きと愛らしいモチーフ、手仕事の温かみに溢れたImmana Parsiのオートクチュール刺繍アクセサリー。オンラインショップでも、イベント出張販売でも常に人気のブランドです。
普段はパリで活動されているデザイナーのImmanaさんが日本に一時帰国のタイミングで開催された「Immana Paris刺繍ワークショップ」の模様をレポートします。
ようこそImmamaParis刺繍ワールドへ
テーブルいっぱいのビジューに刺繍糸、手芸用品は実際にコレクションの製作現場で使われているものです。中にはとても貴重なパーツもあり、眺めているだけでいい気分です。
ブローチ製作スタート
まずはImmanaさんから手順の説明です。Immanaさんの手元はパリジェンヌ&マダムらしいアクセサリー重ね付け!
ではパーツを縫い付けよう!といきたいところですが、最初に玉結びの作り方と縫い始めの糸の固定方法を学びます。ここを注意しないと、完成後にパーツがほつれてしまいます。
枠の端っこで練習。頭で理解したつもりでも、いざやってみるとなかなか難しい…。
いよいよビーズを縫い付けます
あらかじめ用意された下地にパーツを配置していきます。どこに何を置くのか決まりはないので、下地に直接置きながらバランスをみます。パリスタイルフラワーのブーケを作る前に軽く花をまとめて全体をイメージする工程と同じですね。
下地の生地はシルク100%のオーガンジー。天然素材のほうが化繊よりも針を刺しやすいんです。
方々から糸の救助にお声がかかるImmanaさん。
ここでKOLME姉・Kazukoの集中力が途切れ戦線離脱!リリーフで妹・Michikoが登板です。力任せに針を抜き刺しして、一人汗だくになりながらやっとここまで形になりました。
作業開始から4時間。最初よりも道具の扱いに慣れ、みんなの作業スピードが上がります。
スパンコールを使うタイミング、立体的に仕上げるポイント…オートクチュール刺繍のテクニックを惜しみなく教えて下さいました。
完成!
で…できた!!
Immanaさんによる仕上げ作業が終わり次第、ツバメちゃんがブローチの姿になって後日届けられます。いや〜、がんばった!
今回私たちはここまで4時間くらいかかりましたが、Immanaさんは1時間ちょっとで刺繍を完成してしまうとか。日々の鍛錬ですね~。
カラフルなマドレーヌはパリのお土産です。作業の後の身体に沁みます…。
お茶をいただきながら、この日のためにご用意いただいた新作ブローチを手に取ってご覧いただきました。ワークショップ中に習った技法が、このブローチのこの部分に使われている。このビーズを通すためにあの髪の毛のような針を使った…実感を伴うと、ただ可愛いだけじゃなく迫力のような強い意志まで伝わってきます。
まとめ
初めは平らな下地にパーツが乗ることで生き生きとした肉感や羽根の流れが生まれ、ひと針刺すごとに愛着が湧きます。まるで絵や彫刻作品を作っているようで、「刺繍は布の上に絵を描く感覚」というImmanaさんの言葉そのままの体験でした。
特に刺繍は面を細い糸を刺して埋めて作るもの。1cm四方あたりの手間の密度がとても高くなるんですね。ということは、それだけ思い入れ濃度も高くなります。
刺繍を通じてImmanaさんとこの場にいる方全員と思いを通わせた、とても濃いワークショップでした。ご参加の皆様、Immanaさん、どうもありがとうございました。
次回のImmana Paris刺繍ワークショップは来年2017年の10月あたりを予定しています。
この日お目見えの新作は近日中にアップしますので、お楽しみに~。
ご参加者さまによるレポートです♪
ワークショップの講師を努められたImmanaさんとKOLMEはここから始まりました。
<<<刺繍ワークショップ・Immana Parisってどんな人?
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