はき古した革靴とものの価値

先日の勤労感謝の日の朝、革靴を磨きました。
はじめはイヤイヤだったのが、だんだん面白くなり、1足のはずが3足も磨いてしまいました。

買ったばかりの頃は固かった革が、今ではやわらかく足を包んでくれるようなりました。
おかげて一日中歩きまわっても疲れません。
この靴で行ったところを思いめぐらしていると、更に愛着が湧いてきちゃったり。

お直し屋さんにソールの張替えや色あせ補修などを頼むこともあります。
メンテナンス費用が購入価格を上回る靴もあったり…。

「買ったほうが安く済むよ〜」って、いつも頭をよぎります。
ですが、ここまで足にぴったり馴染む靴を新たに探す手間と時間を考えたら、ねえ…。

同じ靴でも、新品よりもはき古しを選ぶのは、後者に価値を見出しているからなんですよね。
面白いなあ。

いま、KOLMEのディプロマ生に「ものの価値」について考えてもらっています。

いつか自分で商売を始めようと思ったら、商品の値段を考えて決めなければなりません。

安くしたほうが売れるのか、高ければいいのか?
付加価値って何なのか?
はじめは掴みどころがありませんよね。

「これは高いな〜 / 安いな〜」と思ったら、素通りしないで立ち止まる。
「なぜその値段なのか?」と値段の裏側をイメージしてみましょう。

「目に見えないけれど、大切なもの」が、価値なんだと思います。
あなたにとって、それは何ですか?

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この記事を書いた人

KOLME妹。東京都出身。webデザイナー兼プログラマー発、アパレル経由、KOLMEの裏方兼フォトグラファー(何でも屋)。感覚と論理の世界を行き来する末っ子は、新しいもの好きのマイペース人間。好きな場所は、本屋・ホームセンター・日暮里繊維街

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