ソウルの江南(カンナム)エリア、高速バスターミナルの駅ビルある花市場に行ってきました。
こちらは生花をはじめ、包装資材や造花など、花屋さんに必要なものが揃った便利スポット!
アクセスの良い中心街で、こんな場所があることに驚きです。
そのなかからいくつか購入した花材を使ったので、ブーケを束ねてみました。
ソウルの花市場で仕入れた花材でブーケを束ねてみた
ブーケ1作品目
市場を訪れたのは3月末。
芍薬のシーズンよりひと月以上も前ですが、仲卸さんで発見しました。
すでに花が開いていたため、値下げされていました。
黄色い小花はエニシダです。
市場の生花の品揃えは、中くらい〜大きめの花が多く、小花やグリーンは少数でしたね。
そんな中から探し当てました。
細長い緑の葉を合わせました。
(名前を忘れてしまった!)
ブーケ2作品目
ラナンキュラス、スカビオサ、ゼラニウムを使いました。
手に入れやすくて花の配置やスパイラルの勉強にちょうどよいので、パリスタイルブーケの初心者さんにおすすめの組み合わせです。
これらで「ブーケロン」と呼ばれる、球体に近いデザインを束ねることに。
なのですが、このスカビオサ、、、曲がりグセが過ぎる!
この個性を活かすなら、球体ではないほうがいい。
ということで、不規則なかたちに仕上げました。
番外編・花屋さんのブーケをリメイクしてみた
前日に花屋さんで購入した青いブーケをKazuko流にリメイクしてみました。
包装をほどくとブーケの作りがよく分かりますね。
360度どこから見ても正面(四方見)ではなく、正面が1箇所(前方見)になっています。
たしかに、限られた花材でインパクトのある見栄えにするなら前方見になりますよね。
さらに、幾重にも紙でくるんでリボンを結ぶから茎は長めに。
茎の長さに合わせてスパイラルの軸も下がる、と。
なるほど〜!
制作意図が違えば、ブーケの構造も違うものになるんだなあ。
そして、リメイク後のブーケがこちら。
全体的に丸みを帯びて、小ぶりになりました。
いわゆる「ブーケロン」の形ですね。
想定外に対応できる柔軟性
以上、江南バスターミナル花市場で購入した花材で束ねたブーケについてお送りしました。
ふだん東京の市場で仕入れていると、お目当ての花材がなかった!ということはよくあること。
ましてや海外ですと、想定外はあって当たり前ですよね。
そんなとき、いかに頭を切り替えられるか?
という、柔軟性が試されます。
とはいえ、海外の市場で仕入れても、Kazukoが束ねればKOLMEらしい作品ができあがる。
体内に蓄積された技術やセンスはどんな環境にいても不変なんですね。
これからも、ブーケ作りの引き出しを増やしていきたいな〜。
今回、花市場の案内と制作場所の提供をしてくださったチェ・ウンちゃん、ありがとうございました!
彼女は妹さんとソウルの漢南洞エリアで、スタジオ「Cuisine Garden」を主宰しています。
こちらでは、フラワーアレンジメントとフランス料理のレッスンが開催されています。
チェウンちゃん作ブーケとKazuko作のブーケが勢ぞろい。
スタジオの壁の色や窓のつくり、家具や器えらびからもお二人のセンスの良さとパリ愛があふれる空間なんです。
ぜひ、インスタグラムをチェックしてくださいね。
https://www.instagram.com/cuisine.garden