「自分で束ねたブーケを人にプレゼントできるようになりたい」
フラワーレッスンの受講理由の中で、1〜2を争うメジャー回答です。
たしかに、相手のことを思い浮かべながら選んだ花を束ねて、ラッピングまでしたブーケは、もらった人もあげる人も幸せな気持ちに満たされますよね。
ちょうど4月の翌月(つまり5月)には母の日が控えています。
まさにお花をプレゼントするには格好のイベントではないですか!
ということで、4月のレギュラーコースでは、母の日のブーケを求めに来たお客さんと花屋さんを一人二役で演じながら作品制作を学んでいただきました。
4月のお題「ギフトブーケづくり」はここがポイント
スリムなサイズ
今回のブーケはラッピングペーパーのサイズ(縦45cm×幅40cm)を基準に設定します。
ソウルの花屋さんでひんぱんに見かけたのがこちらのサイズでした。
ラッピングペーパーの左右を折って使うことを考慮すると、ブーケ単体のサイズは縦40cm×幅15cm程度がちょうどよく収まります。
通常のレッスンで束ねている作品(縦50〜60cm×横40〜50cm)と比べると、だいぶスリムになります。
前方見のデザイン
通常のレッスンでは、360度どこから見ても正面(四方見)のデザインで束ねています。
前面にも背面にもポイントとなる花が入っているため、どこから見ても美しいんですね。
しかし、花材の本数がある程度必要かつ、サイズが大ぶりになります。
花の扱いにそこまで慣れていない方にとっては、
・持ち運びがかさばる
・このブーケに合ったサイズの花瓶を持っていない
・水替えの際に茎を切り戻すことが手間
というリスクが生じる可能性があります。
そこで、もらった後も負担が軽く済むように、正面が1箇所(前方見)のデザインを採用。
フォーカルポイントを一点に絞り、限られた本数を最大限に生かすことにしました。
手早く束ねる
レッスン中は、生徒さんはお花屋さんに扮しています。
お花屋さんの束ねる時間が長くなれば長くなるほど、お客さんの待ち時間も長くなる〜!
花材もぐったりしおれてくる〜!
と、ならないようにスピードを意識します。
ブーケとラッピングは別物だった。けど、
花材の量は通常の⅕〜¼、前方見のスタイルと、制約の中で創造性を発揮する内容のレッスンとなりました。
ラッピングもブーケを束ねる要領でできるかと予想してましたが、草花と紙(ないしビニール)は扱い方がまったく違いましたね。ブーケは束ねた後でも、花材の向きを変えるなどの手直しが多少できます。
しかし、ラッピングは紙に折り筋がつくのでやり直しが難しい!
「慣れるまで何回も練習あるのみ」という点では同じですね〜。
後半はミニブーケに使わなかった花材でシャンペトルブーケを束ねました。
KOLMEの生徒さんはシャンペトルブーケがお好きな方が多いので、手慣れた様子で枝を飛び出したり、輪郭をくずして動きをつけていました。
制約の中で創造する、しがらみを取っぱらって自由に創造する。
これら両極端なことに挑戦してみないと、自分の好みや得意なことって分からないのかもしれません。
とはいえ自分を見つめ直すために、突然会社を退職するとか、家庭を捨てて放浪の旅に出るとか、そんなエクストリームな方向転換って現実的に無理じゃないですか(笑)
ですが、ブーケのデザインや構造、作り方からも、いろいろな価値観に触れられるんですよ。
レッスンで花に触れて、感じる経験を積みながら、日々を心地よく暮らすヒントを学んでいきましょう。
4月もご参加ありがとうございました。
5月は芍薬が登場しますよ〜!
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