売れる仕組みって何?どうやって作る? フラワー教室生徒ゼロ人脱出作戦3

パリスタイルフラワー教室開業 ビジネスの仕組み作りとweb集客で売れるスクールへ 東京 世田谷 KOLME(コルメ)レギュラーコースレッスンレポート 2020年1月

「教室を開けば自動的に生徒さんが集まる」という勘違いのもと、見切り発車してしまった”生徒さんの集まらない”フラワー教室、KOLME。

前回の記事では、フォロワー増加・単発レッスン大盛況に導いた「インスタ1000本ノック」 についてご紹介しました。
しかし、相変わらず単発のワークショップに生徒さんは集まるものの、継続レッスンを受けてくれる人はおらず…。

毎日SNSを更新するだけはなく、「売れる仕組み」づくりが必要だと気づいたのでした。
売れる仕組みとは、売れるために立てる計画のこと。

計画は、、、立てているつもりでしたが、全然甘かったんですね…。

というわけで、売れる仕組みをゼロから作ることにしましたよ。

ざっくり3つのステップに分けて、KOLMEの事例をご紹介します。

目次

売れる仕組みづくり1 洗い出し

現状把握

まずやったことは現状把握です。今のKOLMEにはどんなメニューがあるのか、利用者は何人いるのかを確認しました。
とは言え、単発レッスンは終わったばかりですし、体験レッスンも継続レッスンの生徒さんもゼロ。
ということは、ゼロ人なうです。

KOLMEの目標

次に考えたのはKOLMEが目指すところ、つまり目標です。
自分たち(KOLME)がなりたいイメージはあったとしても、まずは生徒さんがいないことには始まりません。
そこで「1名の生徒さんに継続レッスンにお申し込みしてもらう」ことを目標にしました。
これなら(いつかは)絶対実現できるでしょうし、現実的な数字を設定することでより主体的な行動がしやすくなります。

生徒さんのニーズ

KOLMEに来てくれる生徒さんは何を求めているのか、ニーズの想定も必要です。
そこで架空の生徒さんのプロフィールを設定し、Aさんと名付けました。
Aさんはどこに住み、何歳くらいで、どのようなライフスタイルを送っているか?
どんなことに悩んでいて、どんな風に人生をおくりたいのか?
Aさん像をはっきりさせることで、生徒さんの求めるものがだんだんと見えてきます。

ところで、なぜAさん一人に絞ったのでしょうか?
大規模な教室なら不特定多数の人を相手にするだけの体力も資金力もありますが、個人の教室では限界があります。
そこで、KOLMEでは生徒さん一人ひとりにきめ細かく向き合える、小さな教室ならでの利点を活かすことにしました。

そして、架空の生徒・Aさんのニーズに寄り添うフラワー教室はどんな教室かを徹底的に考えることで、「Aさんのニーズ」と「KOLMEができること」を一致させました。

売れる仕組みづくり2 価値づくり

コンセプト

洗い出しの次に取りかかったのが、コンセプトづくりです。
「KOLMEは誰のために、何をどうします」ということを言語化しました。

コンセプトとは軸のようなもの。
これを読めば、KOLMEがどのような存在なのか、生徒さんがすぐに理解してもらえますし、自分たちにとっても決め事をするときの判断基準になります。

メニュー

生徒さんがコースを継続することによって生まれる良い変化や、意義を見直しました。
価格も3割ほど上がったのですが、先に決めたコンセプトをKOLMEの付加価値とすることで価格の裏付けとしたため、堂々と打ち出せるようにしました。

売れる仕組みづくり3 発信

価値を表現するコンセプトとメニューができても、誰にも知られなければ意味がありませんよね。
現実世界に存在するAさん(に近い人)に知ってもらうためには、発信が欠かせません。

「Aさんだったら、こんなことを知りたいだろうな」
「こんな雰囲気の写真が好きだろうな」
という感じでAさんに目線を向けた情報をブログやSNSに投稿しました。

事前にコンセプトを決めたおかげで、発信内容の方向性が定まり、何を投稿するか考えるのが楽になったことも嬉しいポイントです。

コンセプトに基づいた発信を始めて2〜3ヶ月経った頃でしょうか、体験レッスンの申込みがぽつぽつ入るようになりました。
どこでKOLMEを見つけたか生徒さんに尋ねたところ、全員が「ウェブの検索でKOLMEを見つけました」とのこと。

架空のAさんが知りたいことを発信していたら、Aさんと近い感覚の方が見つけてくれたんですね。

「売れる仕組み」をつくったらどうなった?

そんなある日、体験レッスンにいらした生徒さんが、継続レッスンに進んでくれることに!

いずれこの日が来ると信じていたものの、その時になってみると、一瞬何が起こったかわからなくなるんですね。
(昭和のレコード大賞で新人賞の発表の瞬間、まさか自分の名前を呼ばれるとは思いもしなかったアイドル歌手が呆然とする状態といいますか…。)

さて、ここまでがKOLMEのやってきた売れる仕組みづくりですが、実際にやってみて「しんどかったな〜」というのが正直な感想です。

自分の提供する商品・サービスのことだけを考えるだけでなく、実際に来ていただく生徒さんのことも深く掘り下げたり地道な発信をしたりというのは根気が必要です。
サボっても誰かに怒られることはないけど、サボった結果は全部自分に帰ってきますし、
そもそもいつ結果が出るのかわからないというのは結構辛いかもしれません。

しかし逆を言えば、真摯に取り組めばそれだけの結果につながると言えます。

なかなか集客に結びつかない、自分のコンセプトって何だろうとお悩みの方も多いと思います。
ましてや先生お一人で開いているフラワー教室の場合、花の仕入れや作品のデザインと並行して集客に取り組まなくてはなりません。

初めての集客に一人で取り組むのは難しくても、誰かがそばにいればできるようになります。
KOLMEがその「誰か」に選んでいただけたら嬉しいです。

できたら、花の先生には大好きな花のことに集中してほしい。
そんな環境が作れるように、KOLMEはフラワー教室の先生の集客をサポートしています。

花と暮らす、花とはたらく

KOLMEのディプロマ説明会では、フラワー教室の開業についてのご相談も承っています。
ご相談は無料ですので、「花の仕事をはじめる」が将来の選択肢の一つにある方はぜひご利用くださいね。

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この記事を書いた人

KOLME妹。東京都出身。webデザイナー兼プログラマー発、アパレル経由、KOLMEの裏方兼フォトグラファー(何でも屋)。感覚と論理の世界を行き来する末っ子は、新しいもの好きのマイペース人間。好きな場所は、本屋・ホームセンター・日暮里繊維街

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