花のことは全然わからないけれど、バラを知らない人はいない!と言っても過言ではない花の代表的存在のバラ。
毎年10月のレギュラーレッスンでは、バラをたっぷり使ったブーケをお作りいただいています。
今回はレッスンレポートともに、バラの品種の多さにも触れていきますね。
バラの品種は3万〜10万種と言われている!
花には、ある特定の形質が他と異なるものと区別された品種があります。
たとえば、ユリの花の「カサブランカ」は品種名です。
そのユリの品種数は約100種といわれています。
それに比べると、バラの品種数が3万〜10万種というのは驚異的な数字ですよね!
お気に入りの品種名以外は到底覚えられません。
ちなみに、バラの次に品種数が多い花は蘭。
それでも1.5万〜3万種なので、バラがどれだけ広く普及しているかがうかがい知ることができます。
現在でも新種のバラが毎シーズン発表される様子は、ファッション業界のコレクション同様の華やかさを感じずにはいられません。
今月は使わなかった、芳醇な香りで人気の”イブ・ピアジェ”という品種のバラがあるのですが、その品種名はスイスの時計・ジュエリーメゾン ピアジェ社の4代目会長イブ・ピアジェ氏からつけられたそうです。
メゾンでは、バラにインスピレーションを得たジュエリーモチーフが多くリリースされているとのことです。
さまざまなところでバラは、愛され必要とされているのだなぁと、改めて感じました。
バラと言えばジョセフィーヌ?クレオパトラ?
レッスンに先立ち、毎月テーマと共に、テーマに沿った画像や動画を生徒さんにお送りして、作品のイメージを膨らませていただいています。
今月はバラ好きで知られるクレオパトラとナポレオン皇妃だったジョセフィーヌをテーマにしました。
情熱的で優美さを兼ね備えた二人の女性に思いを馳せながら、バラを束ねるなんてロマンチックではありませんか?
バラの香りに包まれて、心と体に潤いがプラスされた気持ちにもなりました。
テーマを決めると、それに対して何かしら抱く思いがあります。
どんなことを思ったか、何を感じたかを生徒さんにお聞きして、生徒さん同士でシェアしながら、ブーケのイメージに繋げていただくことも目的の一つです。
バラおたくでナポレオンを心から愛していたジョセフィーヌ。
ナポレオンとの離婚直後に息傷心した姿の絵が印象的で、ジョセフィーヌの真っ直ぐな愛に心が揺さぶられました。
そんな私の感想とは真逆の「ジョセフィーヌ悪女説」で大盛り上がりする場面もありました。笑
生徒さんそれぞれが持つ二人の女性の歴史エピソードを、お聞きできたのがとても興味深かったです。
今月のブーケ花材
・バラ テアトロ/シャインオン/マフィーユ/ロズリーヌ/アンジェリークロマンティカ/カタリナ/キャンディアンティーク/マンゴーリーバ
・スプレーバラ ピスカップ/チアガール/チアガールアプリコット/トリックオアトリート/ミスティックサラ/
・ベロニカ
・ニゲラ
・レースフラワー・ミシマサイコ
・丁子草
シャンペトルブーケとは違う思考で束ねます。
今月のテーマは何度も言いますが、ジョセフィーヌとクレオパトラ。
しかもバラをメインに組み立てた花材なので、ブーケはクラシカルなフォルムで中世っぽさを演出するのが狙いです。
それには、のびのび束ねるシャンペトルとは違ったアプローチが必要となります。
思考のスイッチを切り替えないと、自分の好きなスタイルのブーケ=シャンペトルブーケになってしまいます。
生徒さんには、大好きなシャンペトルブーケにならないように気をつけてましょう。と先にお伝えしたのですが、どうしてもシャンペトル風になってしまう!
それはそれで素敵なので良いのですが、ご自身では納得されなかったようです。
中にはご自宅で何度も束ね直してお写真を送ってくださる生徒さんもいらっしゃいました。シャンペトル好きにはちょっと束ねにくかった今月のテーマでした。
好きなブーケのスタイル以外も作れるようになると、ご自身の作品の幅が広がり、ブーケ作りがより楽しくなります。
ちょっと苦手かも・・・と思っても、何度かやってみると楽しみポイントが見るかるかもしれませんよ。
まずはイメージをしっかり作り上げて、いつもと違うスタイルにも挑戦してみてくださいね!
来月もまたイメージを共有して作品づくりを楽しみましょう!
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