セーヌ川の左側・7区の花屋さんをめぐってきました。
7区といえば、エッフェル塔やオルセー美術館があるところ。
官邸街かつ高級住宅地の一面もあります。
お目が高い住民たちに愛されるレストランやショップは、総じて上品でシック。
花屋さんも小粋でしたよ〜。
今回の花屋さんめぐりもFlower’s & Co.ことり先生とご一緒です。
というわけで、以下そんな模様を写真でお届けします。
パリ7区・アンヴァリッドとバック通りで花屋さんをめぐってきました
アンヴァリッド Eric Chauvin
アンヴァリッドはナポレオン1世のお墓のこと。フランス退役軍人のための療養所でもあります。
このアンヴァリッド周辺エリア、メトロ8番線La Tour-Maubourg駅から450メートルほど北にある「Eric Chauvin」が今回の1軒目です。
有名メゾンのファッションショー、モナコ舞踏会やカンヌ映画祭など、大きな仕事をいくつも手がけるエリック・ショーバン氏。
近いところでは、パリ・オペラ座バレエ団の2019年新シーズンが始まるオープニング・ガラの装花も彼の手によるものです。
漫画「ベルサイユのばら」の物語が描かれた18世紀にインスパイアされたスタイルは、優美でダイナミック。
昔とある雑誌で「花の貴公子」と称されていました。なんかわかります。
パリを代表するフローリストの一人として、日本の雑誌やテレビにも取り上げられることもしばしば。
こちらのお店は、現在4店舗を展開中のブティック第一号店なんですよ〜。
ドアを開けるとまっさきに飛び込んでくる白いバラ。
圧倒的ボリュームのバラはもはや、白い色の「かたまり」状態です。
バラ、トルコキキョウ、アネモネ、ラナンキュラス…。
ショップ右手は淡いピンクのコーナー。
壁ぎわの小さな植木鉢にも注目です。
天井から降ってくる
Eric Chauvin 基本情報
【Eric Chauvin】
住所
22 Rue Jean Nicot 75007
営業時間
月火水木金土・9:00〜20:30
日休み
ウェブサイト
http://www.ericchauvin.fr/fr/
バック通り Le 69 Bac
パリに住む人が「パリで一番住みたい通り」と憧れるRue de Bac(バック通り)。
片側一車線の大きいとは言えない通りには、こだわりのつまった商店が軒を連ねています。
近年は話題のパティスリーやショコラティエに加え、パリいちグルメなパッサージュ「Beaupassage」もオープンし、ますます注目を集めています。
ことり先生とボワシエに向かう途中、黄色とオレンジの花が歩道に飛び出しているじゃないですか。
建物の通路の奥に花屋さんらしき気配…。
ビンゴ〜!
ガラス窓が開放的な外観。
入り口スペースも立派なディスプレイですね。
通路のアーチが切り取るバック通り。
パリでは、観光名所ではないありふれた路地にこそハッとする風景が潜んでいるから、足の疲れが限界になっても歩いてしまうんですよね。
Le 69 Bac 基本情報
【Le 69 Bac】
住所
69 Rue bac 75007
営業時間
月・10:00〜19:00
火水木金土・9:30〜20:00
日休み
ウェブサイト
https://www.instagram.com/le69bac/
Le 69 Bacの1ブロック南、96番地には青山フラワーマーケットもありますよ〜。
お隣のカフェがすてきな借景。
日本では仏花に使われるクラシックな菊も、シックなブーケになります。
ミニブーケがぎっしり詰まっていると、かごのアレンジメントみたいですね。
2019年5月のパリ研修で訪れた時はスイートピーが旬でした。
7区の花屋さんをめぐってみて
流行との距離の保ち方、個性の出し方、高級感、すべてがいい塩梅のお店が多い印象でした。
「すぎない」バランスのとり方が絶妙といいますか。
街が醸し出す知的な雰囲気、思わず背筋を伸ばしたくなる緊張感が味わい、オトナ偏差値が20くらい上がった(気がします)!
以上、7区の花屋さんをお届けしました。
パリ研修レポート、次回は美術館をお届けしまーす。
前回のレポートはこちらからどうぞ
愛知県碧南市にある、ことり先生のお花のアトリエ「Flower’s & Co.」もチェック!
>>>Flower’s & Co.インスタグラム
パリスタイルのお花を本格的に知りたいという方、トライアルレッスンで体験しましょ〜。
>>>パリスタイルフラワーアレンジメント トライアルレッスン
KOLMEが考えるパリスタイルとはこういうスタイルです。
>>>KOLMEのパリスタイルフラワーについて【保存版】