写真を撮り始めた頃のこと。
写真を上手く撮りたくて、写真の撮り方の本を買ったり、レッスンを受けに行きました。
本を読んた直後や、レッスンを受けた直後は上手くなった気がしました。
しかし時間が経つと、再び本やレッスンを探すのです。
そして、一時的に満足しては次の本・レッスンに目移りする…の繰り返し。
重度のハウツーマニア兼お教室ジプシーになっていた時期がありました。
そこからどうやって抜け出したのか?というお話です。
ハウツーに踊らされる理由
写真を撮る時間よりも、写真の撮り方を学ぶ時間の方が多いんじゃないか?
と冷静になったときに、
「先生の写真と似た写真が撮れる / 先生と同じ写真が撮れる」のギャップは
ハウツーで埋められると錯覚しているのではないのか?
だから本や教室を次から次へと渡り歩く
「ハウツージプシー」になっているのではないのか?
と気付きました。
ジプシーになるループを止めるためにやったこと
だとしたら、ギャップを埋めるのはカメラではなく、カメラを使う自分です。
自分とは、何に心を動かされ、何を写真に残したいのか?
をハッキリさせること=自分軸を作ることで、
ハウツーに振り回されなくなるのかもと考えたのです。
自分軸なんて、背骨みたいにレントゲンでくっきり見えません。
とはいえ掴みどころがなくても、確実にあるのです。
ぼんやりあいまいな存在をクッキリ認識するために作ったのが、
「好きなもの・こと100個リスト」です。
自分軸を作る「好きなもの・こと100個リスト」
誰にでも好きなものはありますよね。
でも、何が好き?ととっさに聞かれたとき、あいまいに答えてしまう事が多いと思います。
そのあいまいになっている部分を具体的な言葉にしました。
ケーキを例にとってみましょう。
「ケーキ」という大きなカテゴリから、「ショートケーキ」に絞り込みます。
そこから「不二家の三角ショート」に細分化し、
「不二家の三角ショートの生クリーム」まで言葉に落とし込みます。
自分の軸となるキーワードは何?
食べ物、身の回りのもの、場所、気持ち…あらゆる好きなものを
100個探して事細かに紙に書いたリストを眺めて、
浮かび上がってくるキーワードが自分の軸となる要素です。
私の場合は「等身大」「生活感」「上質なベーシック」「じわじわ来る」「意外性」でした。
これ!という被写体を見つけた時、
このキーワードを写真で表現するためにはどうしたらいいか?
表現するためにどんな方法・技法があるのか?
軸がハッキリしてからは、ハウツーありきの自分から、
自分ありきのハウツーに変わりました。
手当たり次第にハウツー本やレッスンを探すことが無くなったのです。
まとめ ハウツー本やレッスンは無駄?
いままで読んだ本や受けたレッスンは無駄だったのか?
と聞かれれば、無駄ではありません。
実際にハウツージプシーなって、そのループから抜け出そうとしなければ
気づかないことだったのです。
ハウツーとは、それ自体が目的なのではなく、
ハウツーの先にあるものを掴むための手段なのですね。
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