個性あふれるパリの花屋めぐり、とっておきの3軒

これまでのパリ滞在では、行っているようで行っていなかったパリの花屋さん。
今回のパリ研修中に改めて訪れてみました。
イマドキなコーヒーショップに併設された花屋さんから大御所の花屋さんまで、
個性あふれる3軒をご紹介します。

目次

ピオニー

インスタグラムで見つけたピオニー。
親しみやすくてガーリーな写真が素敵だなあとフォローしていたら、
エルジャポンやアンドプレミアムにも紹介されていました。

インド系の商店が並ぶ界隈にたたずむ、カジュアルでガーリーなお店です。
入り口に生花のブーケコーナーになった花屋兼コーヒーショップ。
10ユーロから25ユーロでナチュラルなブーケが揃っていました。

お洒落なパリジェンヌが絶えず出入りし、女子トークが盛り上がっていました。

野草を摘んでささっと束ねたようなナチュラルなブーケは、束!?というさりげなさ。
ファッションでいうと洗いざらしのTシャツにデニムのコーディネートといったところでしょうか。
無作為で野暮ったくなりがちなところを、うまくまとめるセンスが光っています。

ピオニー 基本情報

【PEONIES】
住所
81 Rue du Faubourg Saint-Denis 75010 Paris
営業時間
火水木金・10:00〜20:00
月土・10:00〜18:00
ウェブサイト
http://www.peonies-paris.com/

ジョルジュ・フランソワ

花の雑誌にたびたび紹介される、パリの有名なフローリストのお店。
ブロカント家具や雑貨と、ピンク、赤、紫、オレンジなどの華やかな暖色系を中心とした
花々が所狭しと並べられた、ドラマチックな空間です。

時の流れを感じさせるブロカント家具、舞台のように暗めの照明が、
中世にタイムスリップしたような不思議さを醸し出していながら、
地元の常連さんらしきお客さんが途切れずに鉢植えやブーケを求めて訪れる地域密着な面も。

「ジョルジュフランソワさんらしいブーケをお願いします」と伝えて出来たのが↓こちら。
丸い形にバラとシャクヤクが隙間なくぎっしり並び、
ところどころグリーンが顔をのぞかせるクラシックなラウンド形のブーケです。

お店には日本人のスタッフがとても親切に接客してくださいました。
好みの色や花など細かいイメージを相談できるため、
特別なブーケをおまかせしたくなるお店でした。

 

ジョルジュ・フランソワ 基本情報

【George Francois】
住所
36/38 rue Delambre 75014 Paris
営業時間
月火水木金土・9:00〜21:00
日・9:00〜20:00
ウェブサイト
http://georges-francois.fr

ステファン・シャペル

パレロワイヤルの裏、オフィスやレストランなど、お仕事色の強いエリアにあります。
こんもり緑の植木鉢が道路いっぱいに並べられたワイルドな外観に反し、
店内は花がすっきり並べられてスタイリッシュです。

手に持つブーケというよりも、大ぶりの花瓶や鉢に花や緑を長く活ける
オブジェのような活け込みのほうが多い印象でした。
それもそのはず、ステファン・シャペルさんは
シャネルやルイ・ヴィトンなどの装花を手がけるフローリストなんだそうです。

少ない色数でまとめられたブーケは、クラシックと今の空気感が
バランスよくミックスされています。
都会的でスタイリッシュなインテリアに似合いそう。

モダンで洗練されたスモーキーな色使いのラッピングペーパーは、紹介した3件の中で一番のお気に入り。

ステファン・シャペル 基本情報

【Stephane Chapelle】
住所
29 Rue de Richelieu, 75001 Paris
営業時間
火水木金・9:00~13:00、16:00〜1930
土・9:00〜13:00、15:30〜19:30
日・9:00〜13:30
ウェブサイト
http://www.stephane-chapelle.fr/

パリの花屋はどれもパリスタイルだった。

一口にパリの花屋さんといっても、出来上がるブーケの色・形はお店によって全く異なります。
そこには、パリスタイルとか○○スタイルなどといった
名前ばかりの「スタイル」にとらわれない、それぞれの美意識がありました。

自分はこの花が好きで、この花を美しいと思い、
この花を束ねて「花や自然を愛する気持ち」を表現している。

という、花を束ねる「人」から発せられる気迫のようなメッセージを
ブーケから受け取った花屋めぐりとなりました。
花屋の主役は「花」だけど、同時に「人」でもある。なんだなあ。

パリの花屋さんめぐり2018年版はこちらからどうぞ。

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>>>パリスタイルフラワーアレンジメント トライアルレッスン

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>>>KOLMEのパリスタイルフラワーについて【保存版】

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この記事を書いた人

KOLME妹。東京都出身。webデザイナー兼プログラマー発、アパレル経由、KOLMEの裏方兼フォトグラファー(何でも屋)。感覚と論理の世界を行き来する末っ子は、新しいもの好きのマイペース人間。好きな場所は、本屋・ホームセンター・日暮里繊維街

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