2020年11月のディプロマレッスンレポートです。
脳内フルパワーの花材選び 1作品目
ディプロマレッスンは仕入れたばかりの花材をアトリエに一気に大放出するので、金曜クラスの方が花材が揃っています。
いつも土曜クラスにお越しの生徒さんが金曜日にいらして、花材の多さに思わず声のトーンが上がっていました♪
予めイメージしていたもの、花材を見てからイメージを作ったもの
それに近いものが揃いつつあります。
それぞれの花材の分量も調節していきます。
この感覚は数をこなしてつかんでいきましょう。
作るものによってネトワイエ方法が違います。
花材をどう使うか、先を見越して手際よく下処理していきます。
同時に全ての花材をチェックし、大まかに使う順番も考えて効率よく作業していきます。
イメージ通りにできていますか?
花材が思うように配置できず悪戦苦闘しますが、そんな時は花と会話するのが一番!
人間と花の共同作業ですからね♪
少し余裕の二作品目
2作品目は、先ほどと雰囲気をガラリと変えてみましょう。
生徒さんの頭の中のイメージを第一に、プラスするともっと良くなる時以外のお節介は、なるべく控えるようにしていますが・・・
どうしてもチャレンジしてほしい時は、思い切り提案します。
そこからデザインや発想の幅を広げてもらえると嬉しいです。
枝ものの切り分けは難しくもあり、楽しくもあります。
これは頭のトレーニングに最適!
枝を見てひらめく感覚、これがつかめると切り分けがとても楽しくなります。
テンポよくリズミカルに束ねることができれば、自然にいいものができます♪
できた作品を皆でほめたたえる図。
毎回感動級の作品ができるんです!ディプロマ生は本当にスゴイんです!
どこにでもある花材を組み合わせて洗練されたデザインにできるって、最強のスキルだと思うんです!
今月の作品集
色んなストーリーが詰まったブーケ。
ブルーアイスと朝まで討論会していましたが、他の子たちはそれぞれのお役目をお行儀よく務めていました♪
ミニマムな花材ながらも表情豊かに仕上げた絵画のようなブーケ(左)
どちらのブーケも、スパイラルの自主練習の甲斐がありました!
お花歴の長い生徒さん。
長年の癖が裏目の出てしまうことがあるので、最新の注意を払いながらの作業です。
そんな苦労を微塵も見せないエレガントなブーケたち💛
対照的な2作品。
右のブーケは思い切り冒険してもらいました。
名付けて「助六ブーケ」
歌舞伎の衣装をイメージさせる色合いがサイコー!!!!
花以外のこと
ディプロマレッスンでは自分の価値を高めるために、花以外のことも重要視しています。
自分のコンテンツをゆくゆくは金銭に変えられるように。
そのコンテンツの中身を充実させるように。
何をすべきか、それは思いつくまま、いいと思うことは皆でシェアしながらやっていきます。
最近のお題は、美容&オシャレ。
単純に外見は良い方がいい。(めっちゃ単純!)
自分らしいオシャレや、美しくありたいという意識を持っていれば輝くと思って(信じて)実行しています。
それと「和文化」に触れること。
今回の助六ブーケを見てつくづく思いました。
日本人の色彩感覚や間の取り方・空間の美意識は、世界に誇れるものではないでしょうか。
着物一つとっても、襦袢・帯・帯上げ・帯締めetc小物の色使いで
全体の雰囲気を好きなように作ることができます。
そして、日本家屋には欠かせない無駄な空間。
床の間や控えの間なんか最たるもの。
それを当たり前だと思う日本人の美意識を今一度再確認したいですね。
和文化は面倒で非合理的なことが多いけど、大人になれば分かるあれこれ!
大人の皆さんはすぐに理解し、吸収することができるので
ぜひ!ぜひ和文化に触れてください。
そして日本人としてのアイデンティティー、DNAを刺激してください。
パリスタイルの花といえども、ただ西洋かぶれのものを作るのなんてイヤ。
日本人が作るパリスタイルは、日本とパリのエッセンスを凝縮させた奥深いものでありたい。
そのためにも、花以外の引き出しをたくさん作っていきましょう。
まずはトライアルレッスンでKOLMEの世界観を体験してくださいね。
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