最近SNSで見かける「韓国スタイルのフラワーアレンジメント」が気になる!ということで、KazukoとMichikoの姉妹2人でソウルへ視察旅行してきました。
今回は視察スポットの一つ、「江南(カンナム)高速バスターミナル花市場」で花を買ったときの模様をお届けします。
江南高速バスターミナル花市場はどこにある?
この花市場は、江南(カンナム)エリアに位置し、高速バスターミナルビルの3階にあります。
最寄りの地下鉄駅は京釜(キョンブ)線の高速ターミナル(コソットミノル)駅です。
エレベーターで3階に上がります。
花市場というと大田市場やパリのランジス市場のような、天井が高くて広大な建物の印象が強いので、ビルの3階にある市場ってどんなんでしょうね?
市場の様子
エレベーターホールを挟んで生花エリアと造花エリアに分かれています。
花以外に包装用資材や花器の専門店もあり、花の仕事に必要なものは一通り揃えられます。
通路に仲卸さんがずらりと並んでいます。
店や品物がぎゅっと詰まったこの感じ、南大門や東大門の市場に近いものがありますよね。
営業時間は月曜から土曜まで。
日曜日はお休みです。
開店は深夜0時、閉店は午後です。
この日訪れたのは10時前でしたが、なかには完売状態のお店もありました。
花材を20〜30本抱えた人たちが向こうからズンズンやってくるので、ぶつからないかヒヤヒヤです。
花の品揃え
体感的には、生花コーナーの80%は花をメインに扱う仲卸さんといったところでしょうか。
グリーンや枝物を扱う店舗も2軒見つけられました。
ひな壇状のディスプレイは迫力があります。
階段ホールには仕入れ済みの花材が。
東京の大田市場でもおなじみのこの光景をソウルでお目にかかれるとは!
(妙に親近感)
買い方
5〜10本が1束になった花材には基本的に値札がついていません。
(花材の脇に小さ〜く書いてあるお店もあります)
欲しい花材が見つかったら、店員さんにたずねる→購入の流れになります。
支払い方法は現金のみとなっています。
店員さんに交渉するのは緊張しますが、メモを見せながらやりとりすれば問題ないと思います。
韓国語がわかればスムーズに購入できるんですですけどね…。
Kazukoはソウルでフラワーアレンジメントのスタジオを開いている友人・チェウンちゃんに案内をしてもらいながら、花材を購入しました。
チェウンちゃんも普段のレッスンの花材を仕入れるときは、夜中に市場に行くそうです。
「仲卸さんとのやりとりに慣れるまで時間がかかった〜!」とのこと。
意外な注目ポイントは「資材」
この市場でグッときたポイントが、包装資材のバリエーションの多さです。
アレンジメント用の紙箱は小さすぎず、大きすぎないサイズを選べる!
紙袋は純白、生成り、グレーなどの実用的なカラーバリエーションがある!
日本では100個単位の取り寄せや、注文生産になりそうな資材を小ロットで購入できる!
日本と韓国で花材の品揃えは違うか?っていうと、正直そこまでの差はない気がします。
お隣どうしですから気候も似てますし、旬の花材もだいたい同じです。
しかし資材は現地のお客様のニーズ(ブーケやアレンジメントの大きさ、見せ方、持ち運び方、飾り方など)に基づいて揃えられているので、微妙に品揃えが違うんですね。
その違いを発見したことが今回の収穫でした。
韓国スタイルのフラワーアレンジメントの裏側が垣間見えるスポットだった
江南高速バスターミナル花市場は、韓国フローリストの舞台裏をチラ見できるスポットでした。
事業者登録がなくても購入できるので、一般の人も家庭用の花を買いに来ています。
駅の真上、雨天でも傘をささずにたどり着ける好アクセスは、旅行者にとっても嬉しいですよね。
宿泊先に飾るお花を見つけに、かゆいところに手が届く資材を探しに、ぜひ一度訪れてみてくださいね。
【江南高速バスターミナル花市場】
住所
ソウル特別市瑞草(ソチョ)区シンバンポロ194江南(カンナム)高速バスターミナル京釜線3階
メトロ京釜(キョンブ)線高速ターミナル(コソットミノル)駅
営業時間
月〜土 23:30〜12:00
日 休み
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