9月に入り夜風が秋めいてきましたね。
レギュラーレッスンが8月はお休みのため、2ヶ月ぶりにアトリエにお迎えした生徒さんたちと、夏の思い出話に花が咲きました。
夏休み明けのレッスンは、秋の花の代表コスモスを使ったシャンペトルブーケをお作りいただきました。
レッスンレポートの前に、今月の主役・コスモスの種類について触れておきますね。
コスモスと言っても種類が違うのがあるのをご存知でしたか?
コスモスと言っても種類が違うのがあるのをご存知でしたか?
下の説明をお読みいただいたら、普段何気なく使っていた花材も「そういえば!」となるのではないでしょうか。
キク科のコスモス種のことを一般的にコスモスと言います。
コスモスには大きく分けて3つの種類に分けられます。
通年で手に入るチョコレートコスモス
初夏になると路地でよく見かける黄色やオレンジ色のキバナコスモス。
そして、多くの方が一番ピンとくる秋の花のコスモスといえば、白からピンク色の花に糸状の葉っぱが代表的な、オオハルシャギク種のコスモスです。
どの種類のコスモスも茎が曲がっているものが多いので、アレンジメントに動きや軽やかさを出したい時は大活躍してくれます。
チョコレートコスモスの赤〜深いボルドー色は、全体の雰囲気を締めてくれたり、アクセントカラーとして使い勝手がとても良い花材です。
キバナコスモスはひまわりの時期と重なりますが、コスモスと名がつけばやはり秋に使いたい花材です。
黄色やオレンジ色の小さな花はどんな色とでも意外と相性が良く、アレンジメントに明るさをプラスしたい時にはおすすめです。
オオハルシャギク種のコスモスの色は白〜ピンク〜紫があり、花は他の2種類に比べるとやや大きめで、一重咲きと八重咲きのものがあります。
コスモス単品で飾っても良いし、他のコスモス同様、いろんな花材と合わせやすいので、他のものと合わせて秋のアレンジメントを作るのも良いですね。
ただ、この品種は他のものと比べると、いささか持ちが短い印象です。(あくまでも個人的な見解です。)
コスモスのシャンペトルブーケ
ここからは9月のレギュラーレッスンレポートです。
毎年9月のコスモスのシャンペトルブーケを楽しみにしてくださる生徒さんが多いので、同じ花材を使ってもデザインがマンネリにならないように気をつけています。
そこで今年は、バルトークのルーマニア民俗舞曲をテーマにして、土臭さを感じさせるナチュラルテイスト溢れるブーケに仕上げることを目標にしました。
コスモス(オオハルシャギク種のコスモス・ピコティ)に合わせる花材は、晩夏ならではのケイトウです。
ケイトウはおしゃれなニュアンスカラーのものではなく、あえて赤や濃いピンクをチョイス。
なぜなら今月のポイントは、いつものレッスンでで追求している「洗練さ」を封印して土臭さを出したかったからです。
コントラストを強めにして、さらに田舎っぽさも演出しました。
頭ではなんとなく理解はできるものの、いざ作品として表現するとなると難しいですね。
ですが、色を使うことにより、イメージを簡単にブーケに変換できることをレッスンではお伝えしました。
今月のブーケ花材
・コスモス ピコティ
・ケイトウ
・紅葉ヒペリカム/ファイヤークラッカー/ルテウス
・バニカム
・スモークグラス
・稲穗/ヒエ フレイクチョコラータ
・グリーンスケール
コスモスが秋風に揺れるブーケのできあがり
久しぶりのブーケ作りで、最初は「手が思うように動かない!」などと苦戦していましたが、バルトークの世界観を皆で共有しながら、思い思いに制作に取りかかってらっしゃいました。
最後はベテランさんもブーケ作りが初めての方も、ブーケを持つと秋風にコスモスがゆらりと揺れる素敵な作品に仕上げることができました。
イメージ一つで作るものが違ってきます。
KOLMEのレッスンでは、ブーケ制作の前のイメージ作りを大切にしています。
来月もまたイメージを共有して作品づくりを楽しみましょう!
まずはトライアルレッスンでKOLMEの世界観を体験してくださいね。
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