ゆっくりと時間をかけて、じっくり花を極めていくレギュラーレッスン。
初心者の方から花歴の長い方でもお楽しみいただける内容となっています。
2021年7月のレギュラーレッスンレポートをお届けします。
パリスタイルで歌舞伎の舞台?!
今月のテーマは歌舞伎「藤娘」をイメージしたブーケをお作りいただきました。
パリスタイルで歌舞伎、はてな?ですが、作品の大元となるイメージはどんなものでもオッケーです。
元長唄三味線奏者の私は、日本の伝統芸能の世界観が大好き。
それで今回、舞踊「藤娘」からヒントを得て、そこにパリエッセンスも加えたブーケを組み立てました。
花材の色と形で遊ぶ
藤の花の紫、枝垂れる花穂はデルフィニウムで。
娘が着ている黒地の着物の黒は、カラーやコンバクタで表現したりと、レシピを考えるだけでワクワクします。
イメージが明確だと楽に束ねられる
今回はこのわかりにくいテーマを共有するために、レッスン前に歌舞伎「藤娘」(坂東玉三郎丈版)動画に加え、キーワードもお伝えしました。
デルフィニウムのような縦長ラインの花をメインに形作るのはなかなか難しいのですが、予想よりもはるかにスムーズに束ねられていました。
作りたいイメージに沿って、それぞれの花材をネトワイエ(花材の下処理)をすることで、束ねにくさを解消することができます。
それには、下葉を撮ったり、枝を切り分けするだけでなく「この花材をどのようにブーケに使うか。」を想像しながら作業するのが重要ですね。
ネトワイエで、ブーケ作りの7割ぐらいは決まります。
ここはレッスンでも繰り返しお伝えするポイントです。
コツを掴むまで時間はかかりますが、続けていれば必ずスムーズにできるようになりますので、経験を積んでいってくださいね。
今月の花材
・デルフィニウム
・アガパンサス
・カラー
・ベニバナ/
・ディル
・ケイトウ
・ディアボロ
・コンバクタパープル
作品づくりに正解がないのは、皆さんご承知のことでしょう。
自分が満足したらそれが一番です。
レッスンで用意した花材とテーマは、あくまでも私が提案したもの。
それに沿って作っていくのも良いし、そこからさらにご自分のストーリーに変換していくのも楽しいですね。
想像力をフルに活用して、花を存分に楽しんでいただけたら嬉しいです♪
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