こんにちは。「ココロニイロドリヲ」ひらみねあやです。
梅雨に入り、紫陽花のシーズン真っ盛り。
日本では紫陽花は数歩歩けば家のお庭や道にあるというとても馴染みのある花。
大学生の時に1カ月、メルボルン近郊にホームステイをしたことがあります。ホストファミリーに植物園に連れていっていただき、「宇宙みたいな面白くて珍しい花があるのよ!」と言われて、オーストラリアで出会った花がHydrangeaでした。
当時はオーストラリアでは紫陽花は珍しかったみたいです。
私はというと「なぁ~んだ、紫陽花かぁ。珍しくもなんともない。」なんて思っていましたが。
それからは、紫陽花が咲き始めると宇宙の花のシーズン到来したなとホームステイの事を思い出します。懐かしいな。
宇宙を感じる花。皆さんは日本の紫陽花を見て何を感じますか?
久々のレッスン
今回は、今月受けたフォローアップレッスンについて書こうと思います。
どんな気持ちで臨むのか、イメージがどれほど大事なものなのか、自分の作品を作る過程までも大切に可愛い可愛いと愛でて作れるかということが、どれほどに重要なのかを痛感させられるレッスンとなりました。
最近家でお花に触れて思っていたことは、自分で注文する花ではなくて、Kazuko先生セレクトの普段使えない様な花で練習したいとレッスンを受けることにしました。
この時期の旬の紫陽花とスモークツリーを使って。今月はなぜだか気持ちが落ちている日々を何となく過ごしていまして、レッスンが近づいてきても全然ウキウキしてこない様なそんな気持ちが実は続いていました。
KOLMEに着き、花に出会っても「わぁ~どれにしよう?ワクワクする!」っていう感覚もない状態。普段なら色とりどりの花を見て、自然と気分もあがるものだったのに。
そんな状態のままブーケを作るとどうなったと思いますか???
何も思い描けない
ブーケ作りではイメージが大事。
どういう雰囲気でどんな大きさでメインをどう配置するのか、そしてそのブーケを作っていて自分は楽しいかな、メンタルもとっても大事なんですね。今回の私は何も心から沸いてこなかったのですよ。重症です。
メインは珍しいアーティチョークの花。こういうゴツゴツとしたフォルム、私、結構好きなのです。あとは実ものを使いたいというのは即決まったのですが。
他の花材はメインの色から離れない様な落ち着いた感じの花材の色。束ねたら「落ち着いていますね。」という印象の色合い。まぁ、元気がないね、、、っていう印象も与える感じ。
レッスン始まる前から「私、何かメンタルが落ちているんです。迷走中なんです。」そんな話もしていたので、Kazuko先生がパンチのあるカーネーションで「元気をプラスしましょう!」と追加。
あとは束ねるだけ~!!よし、やるぞ!!なんですが。ネトワイエから迷い、長さも大きさも迷い、もう全然わからず。
時間がなくなってきた(焦る)。
とりあえず束ねてみよう!
ウゥ、、、重いぞ、これは、、、。
重い、重い、重いぃぃぃ~。
何かちょっと時間かかっている。
重くて疲れてきた。
疲れた。
はぁ、うまくいかない、疲れた。全然楽しくない(泣)
もう持てない。
腕がもげるぅ~。
あぁ~、神さまぁぁぁ~(心の声)
初めから何も沸かない状態のイメージもないままにやってしまったものだから、何を作っていくのか最後までわからず仕舞いの早くまとめて手の救出を願うのみのブーケ(泣)
誰が見ても作品になっていないのは明らかでした。アトリエで自分のブーケを自分で撮らなかったのは初めてです。
それほど気に入らないブーケでした。残念!
このメンタルは何?帰宅しながら考える
このメンタル。実は私の積み重ねと気づきました。ここ1カ月くらいを振り返ると、自分で自分を認めてこなかったのです。
自分って全然できていない、ちゃんとしないとダメじゃない、って。そこに外野の何気ない言葉がグサグサと刺さることもあり。
普段はここまで外野の言葉が気になることもないのですが、自分がちゃんとできていない人だなって感じている最中の外野の言葉だったので、自分を知らず知らず責めていたのだなと。
無意識の責めは気づかず溜まるので怖い。
皆さん、自分を認めるって大事ですよ。
自分を存分に可愛がってあげてくださいと、今、私は伝えたいです(笑)自ら責めるとブーケも人生も落ちちゃいます。
私の場合は特定の誰かということでもないのですが、きっと色々な人と無意識に比較して自分を評価していたのでしょうね。あぁ、合点。
すっきりした気分で落ち着いてお花と向き合う
レッスンでしっかりお花と向き合えなかったので、疲れたなんて言わないですぐ家で再度束ね直しました。
レッスン時のメンタルとは違い、お花とただただ向き合う。そして重さ対策。重さで疲れるのはわかっていたので、対策を。
どうしてレッスンの時に思い浮かばなかったのか不思議。途中途中に結束をどんどん入れていきました。そうしたら腕も心も軽くなってできました。
できたんですよ!!レッスン時はもう無理なんて思っていたのに。
できるんですね。1年以上のレッスンで作ってきた経験があったので、本当はできないわけがないのです。
自分を認めて自分を褒める。大事なことですね。
これほどまでの痛いレッスンは初めてでしたが、そんな経験も収穫の一つ。経験できて良かったです!でも、もう経験したくはないですね(笑)
そんなレポートマガジンでした。
前回のエッセイはこちら
あやさんの活動はココロニイロドリヲのブログからどうぞ