こんにちは、Kazukoです。
今週の振り返り日記をお届けいたします。
エナジーチャージinシンガポール
先週から1週間ほど、シンガポールに滞在していました。
去年も渡星したのですが、結婚式のためだけのタイトなスケジュールだったので、のんびり過ごす感じではありませんでした。
今年は最初から「何もしない!」を目的としていたので、リラックスすることができました。
そこで、今回の渡星で心に残ったことをシェアさせていただきます。
シンガポールは緑が多い!
シンガポールの緑の多さを今回ほど実感したことはありません。
どこを歩いていても、車で走っていても、森や公園の中にいるような感覚です。
30年〜20年ほど前の植栽は、緑よりも色とりどりの花が多い印象でしたが、今は花よりも緑が多いのは一目瞭然です。
それもそのはず、1960年ごろからガーデンシティー・シンガポールとして緑化計画が勧められていましたが、時代と共にバージョンアップてきました。
2011年にはシティー・イン・ア・ガーデンとして持続可能性もプラスした計画が実行され、さらに現在は自然との共存、都市と自然の一体化「シティーインネイチャー」(*1)を掲げてさらなる緑化に力を入れています。
(*1)詳しく知りたい方は、NParks(国立公園庁:National Parks Board)をチェックしてくださいね。
特徴として、多種の植物からなる街路樹、加えて日陰を作るための大きな木も配置されているので、自然を再現しています。(街全体がシャンペトルブーケのようです!)
シンガポールの緑地の割合は、1986年は36%から2007年47%へと増加しています。
東京区部2018年の24,2%(*2)と比較すると、ざっと倍ですね。(*2)東京都環境局 平成30年「みどり率」の測定結果https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2019/09/24/04.html
「国民1人あたりの公園の面積を見てみると、2000年3月末現在でシンガポールでは1 人あたり約6.7㎡となっているのに対し、日本の東京都(特別23区内)及び大阪市で は、それぞれ約3.0㎡、約3.4㎡となっている」http://www.clair.org.sg/j/wp-content/uploads/2018/03/rep_232-1.pdfシンガポールの緑化政策の概要 財団法人 自治体国際化協会 (シンガポール事務所)
美しい自然をキープするために
政府が緑化にかける金額も日本の比ではありまん。
植栽のデザイナー、植物のお医者さん、メンテナンス業者などなどに莫大なコストをかけて、緑豊かな街並みを作っています。
そりゃあ、美しいはずです。
どこを切り取っても表情豊かなグリーンが、心を癒してくれます。
これだけの緑に日々触れていると自然と幸福度は上がりますね。
手付かずの自然と作られた自然
シンガポールの緑化は、言わずもがな作られた自然です。
手付かずの自然はもちろん素晴らしいですが、作られたものはそれはそれで美しい。
すっぴんでいるのと、ナチュラルメイクで自然に見せるのとの違いと似ていますね。作られた自然はカスタマイズ可能なので、作り手にとって心地よいデザインをすることができます。
いずれにせよ、緑が多いことは地球と人間にもやさしいので、どんどん増やしていったほしいですね。
シャンペトルブーケ好きは要チェック!
「シティーインネイチャー」は、シャンペトルブーケ好きには見どころがたくさん!
植物の組み合わせや配置にとどまらず、個々の植物のフォルム(大木からシダや違う植物が生えていたりする)など、時間が経つのを忘れるぐらい観察してしまいます。
また、大きな道路の植栽、街の歩道に沿って植えられた植物、ちょっとした広場の植栽などそれぞれの特徴は、ブーケの構造(花材の組み合わせ)を考えるヒントになります。
構造を考えたら、あとはそれぞれの花材の細部を見ながら束ねるだけ。
あなたならではのシャンペトルブーケの出来上がり!
シンガポールに行く機会があれば、「シティーインネイチャー」を存分に味わってくださいね。
心身がリフレッシュしますよ!