webで発信するときには絶対に避けられない作業、それは「文章をかくこと」。私、Michikoはブログやメルマガの文章を書くのがほんとうに、ほんっとうに苦痛で、数年に渡りライターさんにコツを聞いたり、文章の書き方の本を読んだり、文章講座を受けてはみたものの、どうしても書けるようになれませんでした。
今度こそは!と、先週から始めた文章修行が予想外に続いているので、その方法ご紹介しまーす。
用意するのは、紙とペン。
紙とペンを用意して、毎日10分思いついたことを最低1ページ書き出す。以上!
その際、「てにをは」や起承転結、誤字・脱字、テーマ、などの国語的な決まりは一切無視します。ノートを相手に筆談しているような感覚です。
例えば、
「明日の写真レッスン、どうしようかな」「なにしよ」「生徒さん、カメラは〇〇を使ってるって言ってたなあ…」「あー、柿の種たべたい」「隣に座っている人、スマホでクイーンの動画見てる」「フレディ、ムキムキ〜!」
といった具合です。話題は飛びますしオチも何もありませんよね。
それでいいのです。むしろ、それがいい!
書くハードルを極限まで下げる
この文章修行のコツが3つあります。
1.文章にまとめようとしない。
2.人に伝えようとしない。
3.書いたものにダメ出しをしない。
「書けない…」の正体は、無意識のうちに自分が自分にかけていた「文章とは、人様が読んで理解できるように、正しい言葉をつかい、わかりやすい構成で書かねばならない」という呪いです。
今なら分かる。そんなの無理やー!!
あれも無理!コレも無理!無理無理無理無理!を突き詰めた結果、「思いついたままをノートにしたためるスタイル」が自分にちょうどいいハードルだったというわけです。
今はまだ混沌と言葉が並ぶノートですが、三日坊主の壁を乗り越えられたので、いずれは文章の状態で書けるような予感がします。
書ける人と書けない人の間にある深〜い溝
お料理が得意な人って、冷蔵庫にあるものでパパっと美味しい料理を作ったりしますよね。ところが、普段台所に立たない人が同じように料理を作れるか?というと、どうでもありません。できる人とできない人の間にあるのが、料理の「経験」です。
文章も同じことが言えます。
文章を書くことを避けてきた結果、文章を書くハードルが高くなってしまった。もはや文章どころか140文字のツイッターすら苦痛です。ですから、書けない人にとっては、「ブログの文章なんてちゃちゃっと書いたらいいんだよ。」
というアドバイスは、「目隠ししてママチャリに乗って世界一周してこい。」と同義語なのです。
まあ、人のアドバイスをすんなり受け入れられるかどうかは、自分のタイミングと大いに関係ありますからね…。
ちょっとの工夫で文章修行をぐっと楽しく
せっかくなら楽しく修行できるように、文房具や書く場所にも一工夫しています。
私が使っている文章修行グッズは、
【コクヨのキャンパスノートB5 6ミリ罫線 50枚】
ほどよい紙の厚さと罫線の幅。筆記用具を選ばない滑らかな書き心地。どこでも買える。30枚だとすぐなくなるので、50枚です。
【Dr.グリップのシャーペン】
軸がゴムになっているので、指が痛くならない。
【下敷き(懐かし!)】
シャーペンは裏写りしますからね。何気に必須。
修行の場所は家ではなく、近所のカフェ(おしゃれな店からドトールまで千差万別)に出かけています。
まとめ
以上、文章修行のご紹介でした。
ハードルを下げる→楽しい→続けられる→書く量が貯まる→文章の質がついてくる→自由に書けるようになる。
この流れにいかに乗るか?がポイントですね。
1日1ページだって、1ヶ月続ければ30ページ。1年続ければ365ページ。3年続ければ1000ページ。あなどれませんよね。
お教室やサロンについてブログに書きたいけれど、とにかく文章を書くことが苦手なんだけれど、上手く書けるようになりたいなあ…と思っていたら、ぜひ一緒に試してみませんか?
この文章修行を始めるきっかけになった本
『魂の文章術―書くことから始めよう』
ナタリー ゴールドバーグ (著)・ 小谷 啓子 (翻訳) 春秋社2006年
絶版になっているため、アマゾンだと7000円近くします。お住まいの地域の図書館で借りられるかもしれないので、ぜひ一度ご確認を。※杉並区の図書館にはありましたよ〜。