洋の東西・過去も未来も問わず、あらゆるカルチャーが交差する都市、東京。
「TOKYO花さんぽ」では、東京都内の庭園、装花の美しいホテルや美術館、花屋など「東京の花の風景」をめぐり、パリスタイルフラワーアレンジメントのイマジネーションを深めていきます。
今回はディプロマコース卒業生のユキさん、あやさん、KOLME姉妹の4名で著名なフラワーアーティスト、ダニエル・オストの作品展を鑑賞しました。
創造力が爆発したフラワーアートに圧倒されましたよ。
そんな様子を写真多めでお届けします。
「ダニエル・オストの花」に行ってきました
ダニエル・オスト氏はベルギー出身のフラワーアーティスト。
ベルギー王室をはじめ、世界各地で花の装飾を手掛けています。
日本文化に造詣が深く、金閣寺や仁和寺などで花の作品を発表したこともあるんだそうです。
今回の展示は、2020年に創建100年を迎える明治神宮と令和の始まりを祝って捧げられました。
ダニエル氏と親交のある建築家、隈研吾氏が設計した明治神宮ミュージアムのエントランスに展示された作品。
細い竹を縦横に継いで、大きなうねりを生み出しています。
メイン展示会場 宝物殿
平日の午前かつ悪天候。にも関わらず、たくさんの人が訪れていました。
フリーハンドで描いた線が重なったような造形。
竹とあじさいを組み合わせた作品が前庭の中心を飾ります。
風にゆれるアイスクリーム型のあじさい。
宝物殿の左右を取り囲む回廊には、ダニエルさんの作品と盆栽が交互に配置されていました。
竹をこのような形にするなんて発想、ありませんでしたよ!
一輪飾りもダニエル氏の手にかかると、こんなに自由になってしまいます。
カゴの花入れにいけるのも、カゴちっくな花と葉っぱ。
エアープランツも登場。
アバンギャルドな姿かたちをしていますが、素材が自然のものなので違和感なく場に溶け込みます。
本殿
竹の朱色、裾に向かって広がるラインが神社を彷彿とさせます。
お菓子のミルフィーユはフランス語で「千枚の葉」という意味だそうですが、まさに!!
炎のような作品の足元をよく見てみると、、、
ボルドーのカラーが!
削ぎ落とすと見えてくるもの
余計な線や色、装飾を削ぎ落とした作品を目の前にすると、きれいなだけじゃない「花の本質的な美しさ」を探そうと能動的になります。
華美な装飾に惑わされない。シンプルでいる。
そんなことを教わったような作品展でした。
いやあ、花の世界は奥が深いです。。。
今回ご一緒したユキさんとあやさんのサイトはこちらからどうぞ〜。
>>ユキさんの花のアトリエ「Le Trois」のサイト
>>あやさんのブログ「ココロニイロドリヲ」
KOLMEの考えるパリスタイルフラワーアレンジメントとは、このようなスタイルです。
まずはトライアルレッスンでKOLMEの世界観を体験してくださいね。