「大人の自然体おしゃれ」のヒントになりそうな花屋さんをインスタグラムで見つけまして、行ってきました。
そのお店の名前は「Thalie(タリー)」。
パリ5区、リュクサンブール公園とパンテオンの中間ぐらいにあります。
世界観を作り込む!今のトレンド!というよりも、素敵なセンスがさりげなく「ある」といいいますか。
余裕、奥ゆかしさ、リラックス、なごむ……そんなイメージが湧く花屋さんでしたよ〜。
というわけで、本日はThalieの模様をお届けします。
Thalie(タリー)に行ってきた
Thalieは、RER B線のLuxembourgリュクサンブール駅から徒歩5〜6分ほど。
サンジャック通りとゲイ=リュサック通りの交差点の近くにあります。
地図だとリュクサンブール公園とパンテオンの中間を南に少し下ったあたりですかね。
通りにせりだした白い日よけけと、Fleurと描くネオンが目印です。
大きな窓からの光があふれ、温室のような明るさの店内。
白い壁にカラフルな花々が鮮やかに映えます。
ところどころにディスプレイされた花器もかわいい!
ブーケを束ねてもらった
訪れたのはお昼の時間帯。
日本ご出身のスタッフさんが対応してくださいました。
- 連日パリを歩き回ってお疲れ気味なので、ほっと心が和むようなブーケををアパートに飾りたい
- 優しいピンク系
- 野の花
というイメージをスタッフさんに伝え、ライスフラワーとあじさいの組み合わせてもらいました。
そこに紫色のスイートピー、黄色のエルサレムセージで変化をつけます。
丸い葉、細長い葉の存在感が、緑や土の匂いを感じさせます。
ラッピングをはずしたブーケ。
ナチュラル〜!
パリに花屋さんが多いのはなぜ?
パリでは1ブロックに1軒くらいの頻度で花屋さんを見かけます。
なんでこれだけたくさん花屋さんがあるのか?と店員さんに質問したところ、パリの住宅環境に関係しているそうなのです。
といいますのも、パリの住居はアパルトマン(集合住宅)が大多数を占め、庭付き一戸建ては少数です。
みんながみんな、郊外にセカンドハウスを持っているわけでもありません。
となると、草花にふれられる場所は観葉植物か、街なかの公園などに限られてしまいます。
家の中で花を愛でたいとなると、花屋さんで花を買うことになるんですね。
さらにパリでは、室内に花を飾る習慣がある人が日本とくらべて圧倒的に多い、と。
逆に地方だと庭に花が咲いているのでわざわざ切り花を買う人は少なく、鉢植えの需要のほうが高いのだそうです。
ところ変われば、求めるものも変わってくるというわけですね。
”花の姿を引き立てる、エコ”なパリのラッピング
こちらのラッピングも、白い薄紙のまわりをクラフト紙でくるんだもの。
パリでは定番の包み方です。
このシンプルなラッピングには、パリの人の
・自然な花の姿を生かす
・環境への負荷を減らす
という意識が反映されてます。
なかには、ラッピングすら要らないというお客さんもいるそうです。
(花の保護という意味では、ラッピングをしたほうがいいんだけど……)
たしかに、ボンマルシェで本を買った時のギフトラッピングも、茶封筒に入れてシールで封をして終わりだったもんなあ。
(リボンや薄紙、透明のビニール袋、ショップカードのたぐいは一切なし)
ソウルの花屋さんのラッピングとは考え方が真逆で、とても興味深いです。
両者の価値観を踏まえたうえで、KOLMEはどうするのか?
これから深堀りしていきたいと思います。
【Thalie】
タリー
住所
223 Rue Saint-Jacques, 75005 Paris
RER B線Luxembourg
営業時間
火木金土 10:00〜20:00
水 10:00〜19:00
日月 10:00〜14:00
「わたしたちの好きなパリの花と街 〜パリのシックとオモロい〜」
トークイベント開催
パリの花屋さんやショップ、ホテルや街そのものから吸収したパリの「今」と、これから日本で盛り上がりそうな花&ライフスタイル関連のトレンド、ネットには書けないマル秘裏話をスライド&トークでお届けします。
日時:2024年7月27日(土)13:30〜15:00
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フラワーアレンジメントのヒントや、実体験から得たパリ旅行術をインプットしに来てくださいね!