ゆっくりと時間をかけて、じっくり花を極めていくレギュラーレッスン。
初心者の方から花歴の長い方でもお楽しみいただける内容となっています。
2021年2月のレギュラーレッスンレポートをお届けします。
思い切り色を楽しむブーケ
今月はカラフルな色の花を取り揃えました。
Kazukoの頭の中は「カラーパレット」。
小学生の図工の授業で絵を描く前の、パレットに12色の絵の具を出した、あの感じを花で再現していただきました。
今月の花材
・アカシア
・チューリップ(赤・青)
・ラナンキュラス(ピンク)
・スイートピー(青・黄緑)
・アネモネ(赤・紫・ピンク・白)
・水仙(黄色)
・ルドベキア/金仙花(黄色/オレンジ)
ポイントは主役級の花の使い方
今月は個性的な色と形の主役級の花が揃い、バランスを取るのが難しかったと思います。
目の前の花材を、小さなもの・大きいもの・軽やかなもの・重たいものを選別していき、それらをバランス良く配置してブーケにするのが理想です。
カラフルな花材〜無邪気=整い過ぎない形
そのような方程式を自分の中に落とし込んで、「ここに黄色を置きたい。」「この花の隣には赤いチューリップがいいな。」それぐらい自由に束ねていただければ、これらの花材を面白く見せることができます。
個性的な花材を多く使ったブーケ攻略法
今月のブーケのように個性的な色や花材を多く使う時は「自分がどう考えて束ねるか。」がいつも以上に大きく影響します。
ブーケ作りの基本の考え方だけ頭に置いて、あとは抽象画を描く、または観るようなイメージで束ねていくのが、このブーケ作りの醍醐味です。
今月の作品は、生徒さんの好き嫌いがはっきり出ました。
アウトラインを手助けしてくれる、しっかりとした花材もないので心細くなリます。
束ねている時に「分からない・・・」というお声もよく聞きました。
少し難しいブーケ花材でしたが、束ね方の基本の考え方はいつもと同じです。
・花の顔の高さと向きを同じにしない
・コデマリをとスイートピーを有効に使って軽さを出す
・スパイラルの角度をつけて空気感を出す
今月の花材を仮に、もっと落ち着いた色のトーンに変えたら、なんの問題もなくすんなり束ねられるはずです。
同じトーンの色で揃えると、それぞれの花材の馴染みが良いので、ストレスなく束ねることができます。
反対に、色が多くなればなるほど、バランスを考える必要が出てくるので難しく感じてしまう。
それだけ「色」が作品に占める割合の大きいのですね。
色の情報量が多いので、あれこれ理屈を考えたくなりますが、考えたところでこういうものは上手くいきません。
抽象画の絵を観る時のような感覚で、自分のテーマやストーリーを想像しながら楽しく作るのが上手くいくコツです。
レギュラーレッスンは、ブーケのバリエーションを楽しんでいただくことをモットーとしているので、面白い花や色の組み合わせを提案しています。
理屈だけで作るには複雑すぎる花材の組み合わせの月もあります。
思うように束ねることができなくても、回数を重ねていくと経験値が上がるのでできるようになります。
ブーケ作りのテクニックだけに頼らず、自ら作品づくりができるように、年間のカリキュラムを考えています。
結果を急がず、ゆっくりじっくりと作品づくりの土台から固めていきましょう。
オンラインレッスン開催中です。
アトリエレッスンは感染予防対策を徹底した上で開催しておりますが、ご希望の方にはオンラインレッスンに切り替えていただいています。
オンラインレッスンの内容は、アトリエレッスンと全く同じです。(la petite Cuillère Akiko先生の美味しいお菓子も、もちろん一緒にお届けします!)
双方向レッスンなので、お一人お一人の手元や花材の状態までチェックしながら進められるのが安心です。
どなた様も受講していただけるので、ぜひ一度お試しください♪
来月は、シャンペトルブーケを作ります。
今月とは違いシンプルな色使いで、ブーケの構図をお伝えしながらレッスンを進めていこうと考えています。
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