2019年5月16日にKOLMEで「Immana Paris刺繍ワークショップ&新作受注お茶会 2019」が開催されました。昨年5月の前回からほぼ一年ぶり、新しくなったアトリエではお初です。
今年は刺繍ブローチを作るワークショップに新作ブローチの受注会が加わり、KOLMEがまるまるImmanaデーになりましたよ。
以下その模様を写真でお届けします。
第一部・刺繍ワークショップでイニシャルブローチを作りました
イニシャルモチーフのブローチを作りました。
チュール生地の上に、チェーンステッチでアルファベットの輪郭が描かれている土台の上に、お好みのビーズやスパンコール、スワロフスキーのクリスタルを縫い止めていきます。
ワークショップ前には、「うまくできるか不安……」とおっしゃっていたご参加者さんも、刺し進めるうちに楽しそう。
モチーフの全面に大きなパーツを刺し終わったら、細かいニュアンスをつけていきます。
ここでImmanaさんのアドバイスが効いてくる!
お一人お一人の刺し方を見て、どのパーツをどこに、どのような縫い方で加えていくかをアドバイスしていきます。Immanaさんは、普段刺繍をするときはいつもフランス語で考えたり話したり理解しているため、日本語に置き換えて説明するのは難しいそうなのですが、細かいニュアンスやセンスを分かりやすく教えてくださいました。
できた!
第二部・新作受注お茶会では最新&定番ブローチをお試し
Immana Parisのアイテムは「リュビネル刺繍」と呼ばれる技法が用いられています。洋服の生地の裏から細いかぎ針を通し、ビーズやスパンコールなどのパーツを縫い止める技法です。思い通りの直線や曲線を素早く表現できるため、限られた制作時間とクオリティが求められるオートクチュールの世界で発達しました。
職人に求められるのは、速さと正確さ。この二つがアトリエの求める水準に達していなければ、来シーズンの製作には呼ばれない……という厳しい世界なのだそう。
神経が張り詰めるコレクション製作の息抜きに、遊びごころのある作品を作ってお友達にプレゼントしていたのがImmana Parisの始まりでした。
「前回ここで見かけたブローチが次に来たときに買おうとしたらなくなっていた」と、お客様が必ずおっしゃるのも、制作時間がコレクションとコレクションの合間に限られているため、一度にたくさんの種類を揃えるのが難しいからなんですね。手に入るかどうかもご縁があるかどうかなのかな……なんて思ったりします。
メンテナンスで持ち込まれたブローチに「自分の手がけたブローチに再会できるのが嬉しい」とImmanaさん。作ってさようならの大量生産ではなく、一点ものだからできる心配りですね。
ブローチはもちろん、スカーフや靴などの小物遣いの達人。小柄でありながら、パリマダムの貫禄を漂わせる装いです。パリだと年齢よりも幼く見られるため、年相応に見られるよう意識しているそうです。Immanaさんの魅力に触れて、私もパリマダムに近づいたかな?
この日ご注文いただいたブローチは7月末にお届けの予定です。楽しみに待っていてくださいね。ご参加のみなさま、Immanaさん、どうもありがとうございました。
KOLMEのオンラインショップでImmana Parisブローチをチェック!