ゆっくりと時間をかけて、じっくり花を極めていくレギュラーレッスン。
初心者の方から花歴の長い方でもお楽しみいただける内容となっています。
2021年5月のレギュラーレッスンレポートをお届けします。
芍薬のガーリーブーケ
5月の花材は今が旬の芍薬。
ここ数年は芍薬とリョウブの組み合わせが続いたので、今年はあえて旬の花材を外しました。
クレマチスやライラックも今ならでは・・・と後ろ髪を引かれる思いを振り切って、も〜っとかわいいの作ろうじゃないの!という思いで、ガーリーブーケにしました。
芍薬の開花調整
ピンクたっぷりのガーリーブーケを作るには、芍薬がいい感じに開かないことには話になりません。
市場で売られている芍薬のほとんどは固い蕾の状態です。
そのままレッスンに使うことはできないので、開花時期を見極めての仕入れに始まり、レッスン日に合わせて開花調整をしていきます。
芍薬を使う時は、生徒さんのお手元にいくまで、芍薬の状態が心配で寝ても覚めても芍薬のことで頭はいっぱい。
その甲斐あって、今年は最高の状態でレッスンを迎えることができました!
束ねるポイント
今月はピンクと赤のガーリーな雰囲気を全面に出していただきたいので、まずはグリーンをいつもより控えめに使うようにお願いしました。
その他、ブーケに占める赤・ピンク・グリーンの配色バランスに加え、グロリオサとアンスリウムの入れ方に気をつけてもらいました。
また、街の花屋さんで、かなりの確率で売られているヒペリカムの効果的な使い方もお伝えしました。
使う目的を考えないでブーケに入れると、せっかくの作品が一気にダサくなります。
一瞬の気の緩みがいまひとつな作品になってしまうので、微妙花材を使う時は特に注意が必要です。
それがほんの少し気を使うだけで、一周にして垢抜けるので面白いです。
今月の花材
・芍薬
・アンスリウム
・グロリオサ
・ガマズミ
・ヒペリカム
グリーンの使い方でブーケ七変化
今月はグリーンを控えめに。飛び出しすぎないように。
を推奨していたガーリーブーケですが、KOLMEの生徒さんはシャンペトルブーケ好きが多いので、ついグリーンを出したくなっちゃうのです。
ガマズミの先端の葉っぱはとても美しいので、そりゃ〜出したくなりますよ。
その気持ち、よーく分かります!
でもせっかくなら、無意識に好きが出ちゃう感覚を確認したら、次のステップへ行ってみてください。
グリーンをほんの少し下げるだけで、違った雰囲気になります。
その違いをぜひ体感してみてください。
ブーケ作りがもっと面白くなりますヨ♪
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