9月9日の菊の節句を境に目にする機会がぐんと増える秋明菊。
同じ頃に出回るコスモスとも雰囲気が似ています。
ゆらゆらと風にそよぐ花の姿がとても優雅ですよね。
咲き終わりの頃に花びらがはらりと落ちる儚さなんて、センチメンタルな秋そのものじゃないですか?
花言葉は「忍耐」「薄れゆく愛」「多感なとき」。
秋明菊って、菊というよりもアネモネに似てませんか?
学名を調べてみたら、「Anemone hupehensis var. japonica」、分類は、キンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属)とありました。
キク科じゃない!
なぜ「菊」を名乗っているのかというと、秋に咲く菊に似た花だから「秋明菊」なんですね。
コスモスが「秋桜」と書くのに、桜じゃなくて菊に分類されるのと同じ理屈かと。
昨年の10月末にパリに行った際も、あちこちで秋明菊を見つけましたよ。
ぼーぼーに生えたといいますか、野性味あふれるといいますか…。
「忍耐」「薄れゆく愛」「多感なとき」を感じさるには見せ方が大事だということが分かりました。