「教室を開けば自動的に生徒さんが集まる」という勘違いのもと、見切り発車してしまった”生徒さんの集まらない”フラワー教室、KOLME。
前回の記事であぶり出した生徒さんゼロ人の原因の1つ、「SNSを活用できていない」問題にどう取り組んだのか?
そして取り組んだ結果どうなったのか?
今回はSNSの活用にフォーカスして、KOLMEの事例をご紹介します。
SNSの目的を決めた
「みんなが使っているから…」から、「生徒さんにKOLMEを知ってもらうため」へと、SNSを使う目的をはっきりさせました。
ぼんやりとSNSを更新した結果、生徒さんゼロ人の状況に陥った。
逆の状況つまり、「生徒さんが集まる状況」を求めるのなら、ぼんやりの反対をすればいい!と思ったんですよね。
「ぼんやり」の反対は「はっきり」。
何がはっきりしているのでしょう?
そう、目的ですね。
目的とは「生徒さんにKOLMEを知ってもらう」こと!
目的がはっきりしたことで、SNSを活用するために必要な行動が2つに絞られました。
・レッスン申込みへの流れを作る
・目的に沿った内容を発信する
レッスン申込みへの流れを作る
まず1つ目は「レッスン申し込みへの流れを作る」です。
SNSでKOLMEの存在を知った人は、どのように申込みに行き着くのでしょう?
その流れを徹底的に考え、流れに沿って変化する人の気持ちを8段階に分けました。
1 わあ、このブーケ可愛いなあ。→気づき
2 KOLMEが作ったブーケなんだ。→認知
3 へえ、レッスンをやっているんだ。→認知
4 どんな内容なんだろう?→興味
5 面白そうだなあ。→共感
6 このレッスン、受けてみたいなあ。→欲求
7 決ーめたっ、受けようっと。→決意
8 申し込んだ!レッスン楽しみだな〜。→行動
この8段階のうち、SNSの性質に合った1〜3の「気づき、認知」の役割をSNSに持たせました。
SNSには、「まさに今」を伝えるのが得意という性質があります。
・今はこの花が旬です。
・今日は〇〇の日です。
・今日は〇〇の花でブーケを束ねました。
といった、KOLMEの今を伝えるのに適しています。
反対に、「以前見かけたお役立ち情報」のような投稿をもう一度見たくても、たどり着きにくいんですね。
一方、ウェブサイトは過去の投稿をたどりやすい構造になっています。
レッスンの詳細や教室のコンセプトなど、文字が多くて何回も読んでほしい記事に適しているんですね。
この「まさに今」の役割をSNSに持たせることで、KOLMEに興味をもってもらい、レッスン申し込みの入り口になるようにしました。
SNSとウェブサイトの違いとは?くわしくはこちらをどうぞ
>>>Web集客に使うツールの特徴とKOLMEの事例紹介
目的に沿った内容を発信する
次に2つ目の「目的に沿った内容を発信する」です。
「生徒さんにKOLMEを知ってもらう」という目的からずれていた、ランチや自撮り写真をやめました。
生徒さんがレッスンに興味をもってもらうには、レッスン風景や作品を知って貰う必要があります。
とはいえ、当時はレッスンの実績がほぼゼロでしたから、実際のレッスン風景など用意できるはずもなく…。
そこで、Kazukoの作業姿や、自主練習で束ねたブーケ、ブーケの花材、外出先で見つけた季節の花や緑の写真を発信しました。
また、写真に添えるキャプションも工夫し、
・こんな花を束ねています
・こんな思いをレッスンに込めています
・次のレッスンはいつです
といった、KOLMEのレッスンに直結する内容を手短に載せました。
SNSでは写真をキャプションをサクッと見てもらい、詳しい内容はウェブサイトを見てね。
という狙いです。
生徒さんが…来た!
目的のはっきりしたSNSの発信を始めて1ヶ月くらいは、好き勝手できない息苦しさがありました。
そろそろ慣れてきた2ヶ月あたりでしょうか。
初めて開いたワークショップが満席になりました。
空っぽが当たり前だったアトリエに生徒さんが…いる!
初めて見る風景に、「これで生徒ゼロ人教室から脱出できる!」と意気込んだのもつかの間。
新たな問題が発生したのです。
「月一回のレッスンを継続してくれる生徒さんがいない…。」
さてどうする?
試みたのが、「インスタグラム1000本ノック」でした。
フラワー教室生徒ゼロ人をイチにしたい!KOLMEの作戦はつづきます…
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