ちょっと休もう。花と一緒に深呼吸

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立ち止まる時間の大切さ

時には、思いがけず立ち止まることもある。
日々の仕事や予定に追われ、頭の中がフル回転しているときほど「ちょっと休みたいな」と思っても、なかなか自分からはブレーキをかけられないもの。気づけばどんどん自分を追い込んでしまい、ふとした時に身体の方が先に「もう無理!」とストップをかけてくる。

今の私は、まさにそんな状態。
「やらなきゃ」と思うことはいくらでもあるし、次に書きたいことや考えたいこともあるはずなのに、どうもエネルギーが乗らない。頭がぼんやりして、気持ちもどこか遠くにあるような感覚。
こんなときは、無理に何かを生み出そうとするよりも、一度ゆっくりと深呼吸して、ただ「今」の自分を受け入れることが大切なのかもしれない。

花と向き合う時間が教えてくれること

花と向き合う時間は、レッスンでも日常でも「今ここ」に集中することの大切さを教えてくれる。花を手にしたとき、その花が持つエネルギーを感じたり、思いがけない形の美しさに気づいたりする瞬間がある。
忙しくしていると、そんな小さな発見を見逃してしまうけれど、静かに花を観察すると、その一本一本がとても豊かな表情を持っていることに気づく。

体調がすぐれないとき、無理に気持ちを上げようとするのではなく、ただそこにある花を眺めるだけでも、ちょっと気持ちが落ち着いたりする。たとえば、ベッドのそばに置いた一輪の花。何気なく視界に入るだけで、少しだけ気持ちがやわらぐ。
そう考えると、花の存在は私たちに「ちゃんと休んでいいよ」と、そっと背中を押してくれる存在なのかもしれない。

休むこともまた、次につながる

体調を崩してしまうと、どうしても「休んでいる時間がもったいない」と思いがち。でも、本当はそんなことはなくて、休むこと自体が次へ進むために必要なプロセスなんだと思う。

ブーケを束ねるときも、ただ無理に形を整えようとするのではなく、一度手を止めて花の向きをじっくり見つめ直す時間が必要なように、私たち自身もときには「休む」ことで、より自分らしい形を取り戻せるのかもしれない。

だから、焦らなくても大丈夫。エネルギーが戻るまで、ゆっくりと、今の自分を大切にする。そんな時間があってもいい。
今日はただ、花を眺めながら静かに過ごしてみようと思う。


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この記事を書いた人

KOLME姉。東京都出身。幼い頃より日本舞踊から茶道、華道を習い、日本の伝統美に触れる元・三味線奏者のパリスタイルフラワーアーティスト。責任感が強く面倒見の良い親分気質、思い立ったら即行動の情熱家。好きなものは、美容・宝塚・JALマイル計算。

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