お花好きのためのパリ旅ガイド メトロとバスで行くランジス市場

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お花が好きな方、フラワーアレンジメントを習っている方なら一度はのぞいてみたい場所といえば、「花市場」。

パリのフローリストが花を仕入れる「ランジス市場」は、世界中から色とりどりの花やグリーンが集まるところです。

この世界最大の卸売市場にメトロとバスを乗り継いて行ってまいりました。

公共交通機関でのアクセスはおおむね良好でしたが、事前の予想とは異なるポイント、本当にコレで合ってるの!?と不安になるポイントがいくつかありまして。

そこで、今回は公共交通機関でランジス市場にアクセスする方法を中心に、市場のようすなどについてご紹介します。

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目次

ランジス市場とは?

ランジス市場(Marché International de Rungis)は、パリ南部のランジスに位置する世界最大の食品と花卉(かき)の市場です。

肉、魚、乳製品、青果といった食材や花きなどが集められ、その道のプロたちが仕入れに訪れています。

面積は234ヘクタール、東京ドームに例えると約50個、山形城の三の丸の面積とほぼ同じです。

ここランジス市場が開設されたのは1969年。
それまでパリ中心部にあった「レ・アル市場(Les Halles)」が手狭になり、こちらに移転&設立されました。

ランジス市場ができたおかげで流通の効率がよくなり、フランス全土だけでなくヨーロッパ全体に新鮮な食材を届ける中心的な役割を果たすようになったのだそうです。

ランジス市場の場所はパリの南部、オルリー空港の近くです。
パリ市内からのアクセスをネットで調べると、

RER C線で「ランジス・ラ・フランス駅」まで行き、そこから市場のシャトルバスを利用するのが一般的

とありますが、市場の敷地がとにかく広いんですよね。
(なんてったって、東京ドーム約50個ぶん、山形城の三の丸ぐらい!)

花きセクションに行きたいのに、ぜんぜん違うエリアで降ろされたら途方に暮れる可能性大です。

そこでGoogleマップで調べた、花きセクションに一番近そうな経路を採用してみました。

パリ中心部からランジス市場へのアクセス

メトロ8番線

乗車:La Tour-Maubourg(ラ・トゥール=モブール)

下車:Le Motte-Picquet Grenelle(ラ・モット=ピケ=グルネル)

今回の出発駅はメトロ8番線のLa Tour-Maubourgです。
通勤ラッシュと重なったせいか車内は満員。
パリのメトロも朝は満員電車になるなんて、意外です。

メトロ6番線

乗車:Le Motte-Picquet Grenelle(ラ・モット=ピケ=グルネル)

下車:Denfert-Rochereau(ダンフェール=ロシュロー)

地下にある8番線ホームから、地上にある6番線のホームヘ移動。

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6番線の車内からは街の景色が眺められて観光気分が味わえます。

バス216番

乗車:Denfert-Rochereau(ダンフェール=ロシュロー)

下車:Porte de l’Hay-Lyonnais(ポート・デ・レイ・リヨネ)

バスの行き先は「Marche International de Rungis」。
Denfert-Rochereauは始発にあたります。

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Googleマップが指し示すバス停で待っていたら、216番が通り過ぎて行った!
どうやらここは降車用のバス停だったみたいです。
乗車用のバス停はRERダンフェール=ロシュロー駅を挟んだの反対側の通り沿いにありました。

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乗車・降車でバス停が異なるのが一時的なことなのか、平時のことなのかは不明なので、216番を利用するときはご注意くださいね。

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バスはいかにも郊外というエリアに向かい、Porte de l’Hay-Lyonnaisで下車。

バス停から徒歩

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Porte de l’Hay-Lyonnaisは思いっきり道の端っこにあるバス停です。
日が短い季節の暗〜い朝に降り立ったら……怖いですね〜。

視線の先にはランジスの花きの建物が。
ここを目指して、バイパスの歩道のようなところを15分ほど歩きます。

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下りたバス停のPorte de l’Hay-Lyonnaisって、ランジス市場の「レイ・リヨネ門」って意味だったんですね。

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ゲートの脇の自転車ガードを越えます。

La Tour-Maubourgを出発して約1時間後の10時過ぎ、目的地に到着しました。

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切り花棟・C1に着いた!

市場の様子

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花きの仲卸さんは今日の営業を終えて閉店の支度中。
切り花の在庫がぽつらぽつらと並んでいました。

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あじさいが多い印象。

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グリーン、枝物の専門店

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スモークツリーの大きな枝

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切り花棟の周りには鉢植え、植木鉢や包装、デコレーションなどの資材を扱うお店が数件あります。

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レモンの鉢植え

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オリンピックのディスプレイ

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店内のディスプレイは、結婚式、サマーパーティー、クリスマスなどの用途を想定したディスプレイが展示されています。

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シャンデリアも資材

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エッフェル塔も資材

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資材屋さんも大きい!
太田市場の資材屋さんも品数は豊富ですが、ランジスは敷地が広いぶん陳列にゆとりがあります。

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圧倒的物量

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見やすい

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資材の購入についてですが、以前は英語の名刺を提示すれば購入ができたのですが、現在は事前の登録が要るようです。

さらにその登録にはフランスでの商取引の証明が必要みたいで……。
お店の人との交渉次第で登録せずに購入できる場合もあります。

ですので資材を購入したい場合は、登録済みのフローリストさんと一緒に行くほうが安心かもしれません。

ランチスポット

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ランジス市場の中には、レストランが数件あります。
花きセクションにある日本風レストラン「Edo Asian Bar」に行ってみました。
アジアをひとまとめにしたようなメニューの数々、海外の日本食レストランあるあるですね。

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焼き魚用の四角いお皿に載ったバインミー風?のサンドイッチ。

柔らかめのフランスパンに甘辛の牛肉炒めと生のレタスやにんじんが挟まっています。
ソースはスイート、マヨネーズ、スパイシーなどから選べ、スパイシーを選択。
食べても食べても減らない牛肉炒めにお腹がいっぱいになりました。

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ガラスに刻まれた「海苔ピーパック」とおにぎり模様、じわる。

ランジス市場からパリ中心部へのアクセス

市場からバス停

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Mairie de Chevilly-Larue-Théâtre(メリー・ドゥ・シュビリ・ラリュ・テアトル)バス停

花きセクションから、行きのバス停とは反対方向に15分ほど歩いたところにあります。
直線距離では近いのですが、幹線道路を迂回するので遠回りになってしまうんですね。

バス131番

乗車:Mairie de Chevilly-Larue-Théâtre(メリー・ドゥ・シュビリ・ラリュ・テアトル)

下車:Le Kremlin-Bicêtre-Metro(ル・クレムラン=ビセートル=メトロ)

Le Kremlin-Bicêtre駅の周辺は活気のある商店街といった風情。

お肉屋さんの店先には大人の背丈ほどの機械があり、その中でまるごと一羽の鶏肉が連った筒が何段もくるくると回りながらローストされていました。
こんがりと焼けた鶏肉の脂の香りが、っくう〜!
お昼ご飯を食べたばかりだというのに、食欲を誘います。

メトロ7番線

乗車:Le Kremlin-Bicêtre(ル・クレムラン=ビセートル)

下車:Palais Royal – Musée du Louvre(パレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーヴル)

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午後はパレ・ロワイヤル近辺に行く予定だったので、12駅先のパレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーヴルで下車。

行き先の情報が多いぶん、帰りのほうが気楽でした。

公共交通機関でランジス市場に行くときのポイント

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ランジス市場を訪れるのは今回で3度目になりますが、公共交通機関を使うのは初めてでした。
思ったより簡単にアクセスできたな、という印象です。
おそらく、広大なランジス市場の中のどこへ行くかを知っており、花き市場の外観を覚えていたからだと思います。

初めての訪問だったら、ランジス市場の規模が想像できず、ランジスと書かれているバス停でとりあえず下りてしまうかもしれません。
そして、おりたバス停が花きセクションとかなり離れていて、辿り着けずに涙目……なんて姿が容易に想像できます。

そんな事態に備え、お花の仕入れ風景を見学しにランジス市場へ公共交通機関で行こうと検討中の方に、アクセス方法のポイントをまとめておきますね。

おすすめ時間帯は8:00〜10:00

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切り花の卸の営業時間は午前4時〜11時です。
早い時間帯は仕入れのお客さんで慌ただしく、早朝にメトロやバスに乗るのも不安があります。

また、ランジスはソウルやロンドンの花市場と異なり、旅行者は切り花の購入ができません。
ですので、9時くらいに来てゆっくりと見て回っています。

行き先は花きセクションに設定

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花きセクションは、市場の北西部分にあります。
生花棟:C1、C0A、資材棟:B0D
あたりを目的地にすれば、遠くのバス停で下りてしまっても辿りつけるかと思います。

経路はいろいろある

Googleマップで経路を検索すると、メトロとバスを乗り継ぐパターン、RERとバスを乗り継ぐパターンなど、何通りも出てきます。
乗り換えが少なそう、所要時間が短そう、などお好みで選んだらよいかと思います。
今回はRERは行き先の分岐で迷いそうだったので、メトロとバスの組み合わせを選びました。

スマホとネットと地図アプリ必須

今回自力でアクセスするにあたり、駅の乗り継ぎ、バス停の場所、バス停から市場までの道のりなどはすべてGoogleマップで調べました。
スマホとネット回線と地図アプリがなかったら、アクセスは不可能でしたねえ。


ランジス中央市場・花市場 基本データ

【Marché d’Intérêt National de Rungis】
住所
1 rue de la Tour 94152 Rungis
営業時間(切り花)
火・3:00~11:00、木・3:00〜11:00、金・4:00〜11:00
月・水・土は都合により営業
ウェブサイト
http://www.rungisinternational.com

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この記事を書いた人

KOLME妹。東京都出身。webデザイナー兼プログラマー発、アパレル経由、KOLMEの裏方兼フォトグラファー(何でも屋)。感覚と論理の世界を行き来する末っ子は、新しいもの好きのマイペース人間。好きな場所は、本屋・ホームセンター・日暮里繊維街

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