2026年3月スタイルクラス 構造を感じる春のブーケ

3月のスタイルクラスは、「春」がそのまま曲になったかのような、ベートーヴェンの「スプリングソナタ」をテーマに行いました。

この曲は、音の流れがすっと入ってきて、
全体のつながりが自然と感じられる音楽です。
その感覚を、ブーケでも表現してみようと考えました。


春ならではの花材を手にして
「この枝きれい」「春らしい色ですね」
そんなやりとりをしながらの作業。
その感覚の中に、少しずつブーケの構造の意識が重なります。

今回使ったのは、こでまりやチューリップ、ラナンキュラス、ポピー、スイセン、グリーンミストなど。
やわらかくて軽やかな花材ばかりだからこそ、ただ束ねるだけではぼんやりしてしまう。
そこで必要になってくるのが、少しだけ“構造”の意識です。

レッスンの中で繰り返しお伝えしたのは「高低差」と「空間」。

たとえば高低差。
実は、思っている以上にしっかり差をつけないと、見た目にはほとんど現れません。
「つけているつもり」から一歩踏み込んで、ほんの少し勇気を出して高さを変えてみる。
それだけで、ブーケの立体感はぐっと変わります。

そしてもう一つが「空間」。
グリーンミストのような軽やかな素材を使って、まず“空気の通り道”をつくる。
そこに花を添えることで、詰め込むのではなく、呼吸するようなブーケになっていきます。

また、こでまりのような枝物は、その枝ぶりをよく観察することも大切なポイント。
どのラインがきれいなのか。
どこを活かすと自然に見えるのか。
一本の中にもいくつもの表情があるので、それを見極めながら使っていきます。

でも、これらをすべて完璧にできる必要はありません。
このような考え方や意図は、レッスンできちんとお伝えしますが、
「全部できるようになること」よりも、
「そういう見方があると知ること」の方を大切にしています。

レッスンでは、花の色や形を見て「きれいだな」と感じたり、
枝の流れを見て「こっちに動かしたいな」と思ったり、
とてもシンプルな感覚を頼りに手を動かしています。
その中に、少しずつ構造の意識が重なっていくイメージです。

思うようにできなくても大丈夫。

むしろ、思い通りにいかない中で「あれ?」と気づくことが増えていきます。
その積み重ねで、少しずつ“見えるもの”が変わっていきます。

一見ナチュラルに見えるブーケほど、
実は繊細なバランスの上に成り立っています。
でもそれは、最初から理解するものではなく、
花に触れる時間の中で自然と身についていくもの。

難しく考えなくて大丈夫!
花を見て、きれいだなと思うところから、すべては始まっていきます。

フラワー教室開業 ビジネスの仕組み作りとweb集客で売れるスクールへ 東京 世田谷 KOLME(コルメ)

初心者さんでも楽しくナチュラルでシックなパリスタイルブーケが作れる、体験レッスンです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

KOLME姉。東京都出身。幼い頃より日本舞踊から茶道、華道を習い、日本の伝統美に触れる元・三味線奏者のパリスタイルフラワーアーティスト。責任感が強く面倒見の良い親分気質、思い立ったら即行動の情熱家。好きなものは、美容・宝塚・JALマイル計算。