リズムに乗ってシャンペトルブーケ特訓！2023年3月レギュラーコースレッスンレポート

「楽しい花時間♪」をモットーに、テクニックと感性をバランスよく使った作品づくりをするレギュラーレッスン。
2月と3月はブーケ特訓と称し、ブーケ作りの基礎スキルを強化するレッスンを実施しています。
いつも「自由に束ねましょう♪」と話していますが、この2ヶ月だけは真逆のキャラクターに豹変します。
今月のレッスンレポートをお届けいたします。

今回の特訓で強化したいスキル

今回のシャンペトルブーケ特訓で強化したいスキルは、リズムよく束ねること。
ここでいうリズムとは、ずんちゃっちゃ♪の３拍子ではなく「花材を持ったら束ねる」の動作を、手元の花材がなくなるまで周期的にすることです。

花を束ねるのにリズムは必要か？と疑問に思うかもしれません。
実はこのリズム感は作品づくりにはとても大事で、いい感じに仕上がった時は大抵一定のテンポで束ねていることが多い印象です。

例えば、フローリストがブーケやアレンジメントを作っているところを思い出してください。
彼らは、流れるような動作で、あっという間に作品を仕上げていませんか？
花は生きているので、花のエネルギーを瞬時にキャッチしながら、製作者と共同で作り上げていく感じです。
それが自然と一定のリズムになっているのですね。

ブーケ作りの経験が浅い方には難しく感じる「リズムよく束ねる」スキルですが、特訓ではそこを徹底的に強化できるように、身体をしっかり使っていただきました。

準備はしっかり抜かりなく。

束ねる前の準備（ネトワイエ）は、花材をチェックしながら先を読み越して整えていき、それらを束ねやすいようにテーブルに並べます。

ここで手を抜くと、リズムよく束ねることが難しくなります。
なぜなら、ブーケに入れようと持った花材が葉っぱもじゃもじゃだったら、葉っぱを取らなくてはなりません。
片手はブーケを持っているので、もう片方の手で葉っぱを取るのを想像するだけで大仕事です。
それではリズムも何もありませんね。
ブーケ作りを中断させることがないように、花材の下処理を含めた準備はしっかりいたしましょう。

リズムに乗ると見えてくるあれこれ

難しい！と言いながら、みなさん頑張ってくださいました。（感動！）
わかりますよ〜。普段お仕事や家事などで常に頭を使っているので、考えて行動することが当たり前ですよね。
それを「花材を持ったら束ねる、をただやってください。」と言われても・・・ですよね。はい。よーくわかります。
でも、そこをなんとか・・・やってみてください。

思うように動けないながらも何度も繰り返し束ねていくと、なんとなく流れで束ねられるようになっていました。
すると見えてくるのです、生徒さんそれぞれの改善ポイントが。

ついやってしまっていた癖や身体に負荷をかける姿勢、手の使い方などなどが浮き彫りになってきます。
単純な作業で束ねられるのこの時に、ご自分の課題を認識して改善できるように練習しました。

Akiko先生の特製マカロンで元気チャージ♪

今月のAkiko先生のお菓子は、みんな大好きマカロン❤️
キャラメルショコラは、ショコラ味のマカロンにビターなガナッシュとキャラメルクリームが。
緑色の抹茶味のマカロンには、あんバタークリームと黒豆甘納豆が挟まっています。
この食感と味のハーモニーがブーケのようでたまりません！

今回の特訓レッスンでは、シャンペトルブーケを３回〜7回（！）も繰り返し束ねたので、ヘトヘトになった頭と身体に染み渡るおいしさでした♪
（Akiko先生いつもありがとうございます。）

今月の特訓を終えて

今月の特訓を終えて思ったこと。
それは、人は常に考えて生活しているということです。

考えないでただ手を動かしてくださーい。と、散々お願いしても（笑）考えて手が止まってしまう。
綺麗に作りたい。
失敗したくない。
そもそも考えないことがわからない。
そのような理由から、無意識に考えたくなってしまうのかもしれません。

でも、花を見た時の胸に湧いた「きゃ❤️」「これカワイイ❤️」「面白い❤️」「ふわふわで気持ちよさそう❤️」「瑞々しい❤️」などなどのキュンとした感情や感覚をどんどん拾っていただきたいです。

レッスンでは思考を最小限に、感覚をキャッチして身体が反応できるように、思考と感覚のバランスを上手に使って作品づくりをしていきましょう。
思考の日々をリセットして、コルメでは思い切りリラックスして楽しい花時間を過ごしていただけると嬉しいです。