「楽しい花時間♪」をモットーに、テクニックと感性をバランスよく使った作品づくりをするレギュラーレッスン。
今月は、パリ研修でインスピレーションを受けた光景を、シャンペトルブーケとして表現していただきました。
6月のレッスンレポートをお届けいたします。
都会のオアシス的なシャンペトルブーケ
今月のブーケのテーマは「都会のオアシス」。
パリの街中のちょっとした広場に設られた花壇から、インスピレーションを受けました。
花壇を見てグッと来たポイントは、花のチョイス、色合わせ、植え方、手入れ具合全て調和が取れていて、作り込みすぎずにナチュラルなこと。
日本の公園の花壇だったら、もっと「きれいに」整えたものにするだろうな。と感じました。
そこで、今月のシャンペトル(田園風)ブーケのレッスンで生徒さんとシェアしたかったことは、作り込みすぎずにいい塩梅のナチュラル感を出すこと。
都会で住む忙しい人が、瑞々しい植物を見てほっとしてもらえるような、シャンペトルブーケを目指してもらいました。
取捨選択と優先順位をつける作業=ネトワイエ
今月は花材の種類が多かったので、ネトワイエ(花材の下ごしらえ・準備)に時間がかかりました。
ネトワイエの作業は、下葉を取ったり枝を機械的に切り分けるだけではなく、一本の花材の中でも取捨選択する必要があります。
その際、花や枝に優先順位を付けて、残す花・短くする花などに作業を進めていきます。
ブーケ作りに慣れていない方は、パーツ(花材)をどう用意するのが良いのか分からないと思います。
慣れている方でも、枝の切り分け時には迷うことがよくあります。
そんな時は、花材のどの部分が好きか、グッとくるところを長く取るように、お伝えしています。
なので、レッスンではどんなに細い花材でも、一本一本確認するようにアドバイスをしています。
時間がかかるネトワイエですが、経験を積むと「この枝ぶり場合は、ここで切り分けよう。」というのがわかってきます。
そうすると手際良くスピーディーにできるようになります。
ブーケ作りでとても重要な工程ですので、心細かったらKazukoと一緒にいたしましょう。
花材を調和させる
ブーケ作りで気をつけることは、花材を調和させることです。
それには、ただ花材を入れて足すだけではなく、すでにある花材と馴染ませる必要があります。
個々の花材それぞれの個性を活かしつつ、他の花材とも調和するように
色々なテクニックを使い、ブーケに一体感が出るように作り込んでいきます。
花の状態を見て、しっくりくる場所を見極めます。
ゆらゆら揺れて扱いにくい花材でも、うまくはまるポイントはあるので、そこを探っていきます。
そこでは花の気持ちになり、花の声を聞くような心持ちでするとイイですよ。
今月の花材
・ユリ
・ディル/ウイキョウ(フェンネル)
・サンタカ / モルダナ / アレキア(ノコギリソウ)
・ニゲラ / ホサキシモツケ
・ビバーナムスノーボール
・金宝樹 / ヤマモモ
・姫水木 / ソケイ
・ドラセナ / アレキア
・ベロニカ / ダウカス
・姫ひまわり
・スモークツリー
撮影タイム
今月は束ね直しをする生徒さんがほとんどいなかったので、ゆっくり写真撮影をすることができました。
花器に入れたブーケを撮るのも素敵ですが、人がブーケを持った写真も人の温もりが感じられるので、私は好きです。
旧アトリエのグレーの外壁の前で撮っていたような、ブーケを持った人の写真も今月は何枚か撮ることができました。
Michikoが撮影のお手伝いをいたしますので、お気軽にお申し付けくださいね。
さ〜、7月のレッスンは夏本番なブーケをお作りいただきます。
エネルギーたっぷりの花から元気をもらって、暑い夏を乗り越えましょう!
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