「楽しい花時間♪」をモットーに、テクニックと感性をバランスよく使った作品づくりをするレギュラーレッスン。
2月と3月はブーケ特訓と称し、ブーケ作りの基礎スキルを強化するレッスンを実施しています。
いつも「自由に束ねましょう♪」と話していますが、この2ヶ月だけは真逆のキャラクターに豹変します。
今月のレッスンレポートをお届けいたします。
自由に作るための基本
今月のブーケロン特訓の目的は、ブーケの構造と理論を理解して実践すること。
頭では理解しているのですが、実践できている方は多くはありませんね。
花材の配置について、具体的な数値をお伝えしてもなぜかその通りに配置できない摩訶不思議。
去年は定規で実際に測って確認していただきました。(今年はやめてみた。)
自分のイメージ通りの作品を自由自在に束ねられるようになるには、基本や原則を知って実践することが大事です。
自由に作るのなら、型なんか知らなくてもいいのでは?
確かにそうかもしれません。
花を束ねたものがブーケなので自由奔放にするものも良いと思います。
ですが、基本を知っての自由とそうでないのでは作品の奥行きが違ってきます。
また、基本や原則を身体に覚え込ませてしまえば、あとは感覚だけで束ねることができるので、ブーケ作りがとても楽にできるというメリットがあります。
そのためのブーケ理論はしっかり身につけたいところです。
ネトワイエの重要性を再確認
レッスンレポートで毎回出てくるネトワイエの話題。
ブーケ作りには欠かせない肝となる工程です。
こちらの重要性も頭で理解していても「心配だから。」「もったいないから。」という意識が働き、苦戦する人続出。
花材との向き合い方と生き方(考え方の癖)が面白いぐらいリンクします。
「不安」を感じながら作業すると大抵後からやり直すことになり、時間と労力が倍かかってしまいます。
ネトワイエは、基本に忠実に手際よく、自分の感覚を研ぎ澄ませてこれから束ねるブーケ花材を準備すること。
悩む時間を最小限に、ぱぱぱっと効率良くこなしていきたいですね。
基本に忠実に規則正しく束ねる
ブーケの基本、大きいものは下で小さいものは上に配置する。
花材の配分など、いつものレッスンとは真逆の規則正しいブーケを作ります。
3種類の花材で、大きさは通常のレッスンで作るブーケの半分ほどなので、バランスを取るのがとーっても難しいのです。
小さな作品の方が簡単だと思われがちですが、いえいえ、多種花材で大きな作品の方が色々な見せ方ができるので(ごまかしが効く、とも言えます。)束ねやすいと個人的には感じています。
今月は宿題あり
特訓レッスンでは、お家でブーケを10回束ねる宿題が出ます。
同じ花材で何度も束ねることで、ブーケ作りに適した花材のネトワイエ具合や手持ちの花材の性質など、分かってくることがたくさんあります。
こういう時はこんな花材が適している。
ここだったらあの花材がぴったり!
そんな具合で、ご自分の中にブーケ理論をインストールしていってください。
それには頭で考えるのではなく、体感するのが近道です。
何度も何度も繰り返し束ねてくださいね。
お家でのお楽しみ♪
ブーケロン特訓で作ったブーケは、宿題で何度も束ねることになるので、花材は疲れ切ってしまいます。
そこで、お家でのお楽しみとして、この季節ならではの球根たちをお持ち帰りいただきました。
ガラス花器などにアレンジして、春の香りをお楽しみいただけると嬉しいです。
さて、来月も引き続き特訓です。
今月はブーケロンの基本でしたが、次はシャンペトルブーケの基本を紐解いていきましょう。
2ヶ月の特訓を終えた4月のレッスンは、一皮も二皮も剥けたあなたになっていること間違いなしです!
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