未完成でも、響き合うもの。ピアノ試演会で感じたこと

先日、娘のピアノの試演会に行ってきました。

発表会のような「完成の場」ではなく、
今の自分を試し、響きを確かめる「途中経過の場」。
仕上がった曲は堂々と、
まだ準備中の曲は楽譜を見ながらでも演奏できる、
そんな温かく自由な空気に包まれた試演会でした。

この「未完成でも今を表現していい」というスタイルが、
私はとても素敵だなと思いました。

完璧を求めすぎず、
その瞬間にしかない響きを感じ取ること。
それは、音楽だけでなく、人生にも通じるものがあるのかもしれません。

この会では、先生もドビュッシーの曲を5曲も演奏してくださいました。

ドビュッシーの音楽は、
宇宙を旅するような雄大さと、
星のきらめきのような繊細さをあわせ持っています。

それでいて、どこかフランスらしい軽やかさ、
洗練された都会的な香りを纏っていて、
ふわりと空気を揺らしながら、静かに心を震わせていきます。

音楽って、
技術や完成度ではないんだな、と思いました。

奏でる人の内側からにじみ出るものが、
空気を震わせ、響きとなって、まっすぐ心に届く。

たとえ途中でも、たとえ不完全でも、
そこに「想い」が乗れば、ちゃんと届く。

それは、音楽だけでなく、
きっと花も、言葉も、生き方も、同じ。

完璧じゃなくてもいい。
その時の、そのままを、響かせていけばいい。

そんなことを、試演会の時間から教えてもらった気がします。

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この記事を書いた人

KOLME姉。東京都出身。幼い頃より日本舞踊から茶道、華道を習い、日本の伝統美に触れる元・三味線奏者のパリスタイルフラワーアーティスト。責任感が強く面倒見の良い親分気質、思い立ったら即行動の情熱家。好きなものは、美容・宝塚・JALマイル計算。

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