こんにちは!
KOLME妹・Michikoです。
パリスタイルフラワーアレンジメントの本場・パリで「花のある暮らし」への理解を深める研修旅行に、姉Kazukoと3年ぶりに出ることになりました。
すっかり鈍ってしまった「旅の勘」を取り戻そうと、準備段階から現地レポートまでの全行程を記録しています。
今回は準備編、フランスの歴史の本についてです。
フランス史の流れをざっとおさらいできるような本を探しました。
『図説 フランスの歴史』
「フランス」という土地が歴史に登場した紀元前から、2010年代までを網羅した一冊です。
図説というくらいですから、視覚的にとっつきやすいかな〜と手にとってみました。
中身は三段組の文字、図説のキャプションもびっちり。
出来事をひとつ取っても、それに至る地理的・外交的・内政的な事情などが詳しく解説されています。
旅行スタートまでの日数で、まるまる一冊分の内容を理解するのは厳しいなあ。
ということで、ルネサンス、フランス絶対王政、ナポレオンのさわり部分に絞って拾い読みしています。
『物語 パリの歴史』
フランス文学の翻訳家の目に映った、”パリの歴史の中でこれは最低限知って頂きたいこと”を中心に書かれた一冊です。
こちらもローマ時代にはじまり、2015年と翌16年に起こったテロまでが取り上げられています。
テレビ番組のナレーションのような語り口で読みやすいです。
ただ、具体的な人名や地名が登場するたびに「?」と止まってしまいまして…。
基本的な知識が足りないということですね。。。。
歴史への理解が深まるほどに面白さが増すと思うので、旅行が終わった後に改めてゆっくり読みたいです。
『すぐわかる ヨーロッパの装飾文様』
美術・工芸品で用いられる「文様」(オーナメント)と「象徴」(シンボル)がどうやって生まれたか、時代とともにどう変化したかということを、古代〜中世〜近世〜近代に分けて解説した一冊です。
本の中にギリシア時代のシンボルの一つに「パルメット」がありまして。
このシンボルは、ナツメヤシの葉をモチーフにしたもので、乾燥した土地でも豊かな実りをもたらすナツメヤシの果実から、「豊穣」の意味が付けられたとされているんですね。
この意匠は建築や家具を中心に用いられていまして、フランスの「パルミエ」というパイ菓子もその一つです。
ということは、日本のロングセラーお菓子「源氏パイ」は、パルミエがインスピレーションになっているから、あの形状はハートではなくナツメヤシを模したものだったのか!
なんか、じわじわ来ますね。
学生時代に歴史をちゃんと勉強しとけばよかった
「ナントの勅令」や「フランス革命」などの用語(?)は覚えているのに、それが起こった時代や内容はすっかり忘れています。
歴史の出来事が点と点で散らばっている状態ですので、どのように繋がっているのもわからないんですよね。。。
フランス史の現場に立つ機会ですので、背景や文脈を学んで自分なりの興味深いポイントを発見したいなあと、この期におよんで実感している次第です。
学生時代に歴史をくわしく勉強しておくべきだったと悔やまれる〜。
いやむしろ、知りたい欲が高まっている今こそ吸収しやすいということで!
久しぶりに歴史のノートを作ろうっと。
つづく。
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つもりだったのですが、続きませんでした〜!
というわけで、中途半端な準備のまま、ぶっつけ本番の研修旅行に行ってまいります〜!!