お花好きのためのパリ旅ガイド番外編　ロンドンの花市場「ニューコヴェントガーデンマーケット」を見学してきました

2024年7月9日

連日お届けしている、お花好きのためのパリガイド。
今回はパリからユーロスターで2時間半のロンドンよりお届けします。

ロンドンもといイギリスもガーデニングやフラワーアレンジメントが盛んな国ですよね。
そこで、パリにひきつづきロンドンでも花市場を見学してきました。

中心街から地下鉄で一本でアクセスできる場所、見学にちょうどいい広さ、品揃えも豊富な市場でしたよ。

ということで、以下その模様をどうぞ〜。

ニューコヴェントガーデンマーケットとは

パリスタイルフラワー教室開業ビジネスの仕組み作りとweb集客で売れるスクールへ東京世田谷羽根木 KOLME（コルメ）　お花好きのためのパリ旅ガイド番外編　ロンドンの花市場「ニューコヴェントガーデンフラワーマーケット」を見学してきました

ニューコヴェントガーデンマーケットは、ロンドン最大の青果と花きの市場です。
1960年代にロンドン中心部のコヴェントガーデンから、南西部に移転されました。
2017年から現在の場所で運営されています。

敷地面積は23ヘクタール、東京ドームに換算すると4.9個分。
姫路城の内曲輪（うちくるわ）と同じ、または山形城の本丸マイナス0.5ヘクタールくらい。

最寄りの地下鉄駅は、ノーザンラインのBattersea Power Station（バタシーバワーステーション）駅です。

花き市場では英国をはじめ世界各地の花、植物、葉もの、資材、インテリアデコレーション用品が販売されています。

花き市場の営業時間は午前4時から10時まで。
私たちが訪れたのはAM8:30ごろでした。
花屋さんが仕入れに来る時間を過ぎていたこともあり、ゆっくり見学できます。

太田の花き市場にある、コンピューターが並んだ競り専用の部屋（競り場）は見当たりません。
ここの花はオランダで競りにかけられた後に搬送されたものなのだそうです。

後から疑問に思ったのですが、イギリス産の花きもオランダ経由なんでしょうかね？
う〜ん、それはなさそうだなあ。

仲卸

広い倉庫のような建物の中に、ブースで区切られた仲卸さんが並んでいます。

ロンドンは6月にスイートピーが出回ります。
日本との気候の違いをこんなところからも実感しますね〜。

シャクヤクも旬

花丈30センチくらいの大ぶりアジサイたち

秋の花、ケイトウも

花材がコーディネートされた状態で販売されているものも。
イングリッシュガーデンから摘んできたばかりのような無造作感！

葉＆枝もののお店。
品数は多いものの、壁の高さを生かした2段収納のおかげですっきり見やすい。

存在感ありありの枝もの。
投げ入れに使うんでしょうね。

色バリエーション豊かなパンパグラスは羽根のようですね。

イギリス産のラベンダーは売約済み

資材屋

通路の隅には資材屋さんが数件あります。

さすが本場だけあって、ヨーロッパテイストのあらゆるアイテムが充実！

装花会場がお城っていうことも頻繁にあるでしょうね。
人間が余裕で入りそうな大きさの鉢もゴロゴロ。

キャンドルホルダーだけでこの売り場面積。

装花といいますか、空間デザインの域ですよね。

全体的な品揃えはランジス市場と似ている印象です。

ところ変われば旬の時期も変わる

日本では、
スイートピー：1月〜2月
シャクヤク：５月
アジサイ：6月
ケイトウ：9月〜10月
といったように、それぞれ旬が異なる花々がここでは同じ季節に揃っており、とても不思議でした。

日本なら「赤いスイートピー」の曲から春の訪れを待つ2月ごろを想像しますが、イギリスで暮らしていたら6月なのでしょうかね。

ユニオンジャックが市場のあちこちで見かけるユニオンジャック。
わ〜ここはロンドンだ〜（嬉）！

一般の人もお花を購入可能

パリ旅行番外編として、ニューコヴェントガーデンマーケットの模様をお届けしました。
花と資材がコンパクトにまとまっており、1時間ちょっとで全体を見て回れます。

こちらの市場では、一般のお客さんも切り花を購入可能です。
10本などまとめ売りになりますが、その点はパリのマルシェやソウルの花市場と同じですね。

そこまでの本数は要らないけど種類は欲しいという方は、複数の花材が一つにコーディネートされたものもありますのでぜひ利用してみてくださいね。