2025年6月レッスンレポート 花と対話する時間。ローマの空気をブーケにのせて

今月のコルメレッスンは、「ローマの空と、自由に枝を伸ばす木々たち」がテーマ。
ローマの街で見かけた、空に向かってのびのびと広がる枝ぶり。
そのおおらかでユーモラスな姿にインスピレーションを受けて、私たちもブーケで自由を表現してみることにしました。

キーとなったのは、イタリア国旗の色(赤・白・緑)と、空を思わせる水色。
色の組み合わせ、枝の動き、そして、空気の抜け感。
そこに正解はなく、自分の“好き”をどう表現するか?が問われるレッスンでした。

目次

初めてのコアジサイに目を輝かせて

今回の花材には、可憐で繊細なコアジサイも登場。
初めて見るという方も多く、「どう使いこなそう?」と目を輝かせながら、ワクワクした様子で手に取っている姿が印象的でした。

不安よりも、楽しみたい、この花を活かしてみたい!という気持ちが先に立っていたのが、とても嬉しかったです。

自分の“好き”と向き合う時間

レッスン中、イタリアの配色イメージがそれぞれの中にしっかり根付いていたことにも感動しました。
「この赤をどこに入れると効くかな?」
「緑がちょっと強いかも。でもこの枝の流れは生かしたい」
そんな声が自然と出てくるようになり、色と形を“考えながら束ねる”姿に、確かな成長を感じました。

もちろん、「これでいいのかな?」と正解を探す瞬間もありました。
でも、その揺れも含めて、皆さんそれぞれの今の感性を信じて、最後まで向き合ってくださったことに、私は心から感動しています。

「とりあえず束ねてみる」ことで見えてくるもの

レッスン中、ある生徒さんが「とりあえず、やってみます。」と言って束ね始めたブーケが、驚くほど自然で美しい仕上がりに。
考えすぎず、感覚にまかせて手を動かしてみた時にこそ、自分らしさがふっと表れるのかもしれません。

この“とりあえず”の感覚については、私自身の気づきをnoteにまとめています。
よかったらそちらも読んでみてくださいね👇
🔗 とりあえず」の魔法:note記事はこちら

花を束ねることは、思考と感覚のバランスを整えること

ブーケ制作は、たくさんの花材を扱いながら自分の感覚と向き合う時間です。
最初はうまくできなくても大丈夫。
経験を重ねるうちに、自然と「自分はどうしたいのか?」「何が好きなのか?」が見えてきます。

花と向き合うことで、自分の軸が整っていく感覚。
そして、コルメではテクニックと感性の両方を学べる場として、毎月のレッスンを構成しています。

花って、まだまだこんなに可能性があるんだ!
そんな発見を重ねることで、私たちは自分自身を何度でもアップデートできる。
コルメはそのお手伝いをしたいと願っています。

自由に、のびやかに。

花の形に正解はないけれど、自分の”好き”にはちゃんと理由がある。
それに気づけた時、ブーケはぐっと自分らしい表情を見せてくれます。

今月のレッスンは、そんな”自由と向き合うレッスン”だったように思います。
難しそうに見えて、楽しい。悩みながらも、前に進める。
そんなプロセスそのものが、人生と似ているのかもしれませんね。

来月も、花と一緒に、自分自身と出会う時間を楽しみましょう。

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初心者さんでも楽しくナチュラルでシックなパリスタイルブーケが作れる、体験レッスンです。

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この記事を書いた人

KOLME姉。東京都出身。幼い頃より日本舞踊から茶道、華道を習い、日本の伝統美に触れる元・三味線奏者のパリスタイルフラワーアーティスト。責任感が強く面倒見の良い親分気質、思い立ったら即行動の情熱家。好きなものは、美容・宝塚・JALマイル計算。

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