2025年7月レッスンレポート 舞台をテーマに、花と自分を解放するブーケ

7月のテーマは「舞台挨拶に贈る、主役級のブーケ」。

芸能人がステージで手にする、あの“演出の一部として存在感を放つ”花束。
華やかさとエネルギーをまとい、その人の魅力を引き立ててくれるような存在です。

今月は「夏ならではの花材」「普段は選ばないような色や形」「ちょっと大胆で、ちょっとユーモラスな世界観」にトライ。
スポットライトが当たるような特別なブーケを、一人ひとりの感性で表現していただきました。

目次

それぞれが主役級の花材

メインカラーは赤。そこに緑と茶色を加えて、夏らしいけれど落ち着きのある配色に。
実は、茶色の花材が意外と見つからず、花材選びには少し苦戦しましたが、結果的に前半・後半でそれぞれ違うラインナップで、
ちょっと大胆に、ユーモラスな世界観を出せるものをご用意できました。

束ね方は、スパイラルもしくはパラレル。
縦長のフォルムで、いつものブーケとはちょっと違う冒険です。

「飾るため」ではなく、「持つため」のブーケ。
そう伝えると、生徒さんたちのスイッチもカチッと入る。

「何をどう見せたいか、花材の配置に気をつけて」
「持ったときの見え方を意識して」
どちらのクラスも素敵にまとまって、まさに“主役級”のブーケが並びました。

使用花材の一例:
アンスリウム(ネロ/トロピックナイトなど)
ケイトウ(ホットビスケット)
ユリ
モンステラetc

重たい花材や茎の太いものも多く、束ねるのがなかなかの筋トレ級!
事前に「ストレッチしておいてくださいね。」とお伝えした通り、力のかかるブーケでしたが、それぞれの手に、のびやかで個性ある作品が仕上がっていきました。

花を束ねながら、自分と向き合う時間

レッスン中には、
「これ、どうやって配置しよう?」
「いつもと違って軸を安定させるのが難しい~」
「バランスが、今日ちょっとむずかしいかも…」

そんな悩みも交えつつ、少しずつ全体像が見えてくる時間。
今回は特に、立体感の出し方と、大きくて存在感のある花材の見せ方がポイントでした。

会話から見えてくる、“人生のブーケ”のようなレッスン時間

今月は、花の話をしながら、いつの間にか人生や学びの話へと広がっていく時間が印象的でした。

「60を過ぎたら、座りすぎちゃいけないらしいのよ」
「目の不具合なんかが出てきてね、でも学ぶのが楽しくて」
そんな前向きな言葉から始まった会話が、年齢を重ねても好奇心を持ち続けることの尊さを教えてくれたり。

「日本の四季ってやっぱりいいね」
「温暖化が進み、季節感が狂ってしまいそうだけど、路地もののアジサイに癒された」
といった、花を通して季節を味わう感性の深さに触れたり。

さらに、
「自分で釣った魚を捌いてみたい」
「仕事と家庭、どうバランス取ろうかっていつも思う」
といった、率直な言葉たちが飛び交いながら、自然と場がほどけていく。

同じ花材を手にしても、束ね方や配置でまったく違う世界が生まれる
そんな創造の発見と重ねて、
「花を通して、自由な自分を試してみる」
という声も聞かれました。

技術の上達だけでなく、
「型にとらわれずにチャレンジしていいんだ」
「今の自分を、まるごと認めてあげよう」
そんな気づきが生まれる瞬間こそ、花時間の醍醐味かもしれません。

8月は夏休み。静かな季節に、じっくり整える

来月8月の通常レッスンはお休みです。
それぞれの場所で、少しだけ静かな時間を。

秋からまた、新たなエネルギーでお迎えできるよう、私たちもじっくり準備を進めていきますね。
どうか皆さま、良い夏を。

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初心者さんでも楽しくナチュラルでシックなパリスタイルブーケが作れる、体験レッスンです。

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この記事を書いた人

KOLME姉。東京都出身。幼い頃より日本舞踊から茶道、華道を習い、日本の伝統美に触れる元・三味線奏者のパリスタイルフラワーアーティスト。責任感が強く面倒見の良い親分気質、思い立ったら即行動の情熱家。好きなものは、美容・宝塚・JALマイル計算。

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